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『WIRED』VOL.35 [持続可能な開発]

WIRED (ワイアード) VOL.35「DEEP TECH FOR THE EARTH」(12月12日発売)

WIRED (ワイアード) VOL.35「DEEP TECH FOR THE EARTH」(12月12日発売)

  • 作者: Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン)
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: 雑誌
内容紹介
『WIRED』日本版VOL.35は、「地球のためのディープテック」を総力特集。グレタ・トゥーンベリが大人に「おとしまえ」迫るように、クライメートアクションがいま世界中で起こっている。急速に進むこの「深い社会課題」を前にして、単に循環型経済や自然回帰を標榜するだけでなく、文明を大きく一歩前に進めるような「射程の深いテクノロジー」によるブレイクスルーが、いまや人類には必要だ。10億人のための食やエネルギーのイノヴェイションをはじめ、極小のナノボットからドローンや衛星、果ては宇宙進出まで……。人類がテクノロジーを手にして引き起こした問題を、新たなテクノロジーで解決しようとするわれらが文明の大いなる矛盾を真正面から受け止めながら、「地球のためのディープテック」を模索し、「テクノロジーによる自然」を引き受ける覚悟をもつことが、2020年代を生きる上でのもっとも誠実な態度であるはずだ。その先にこそ、「人間中心主義」を超えた文明の手がかりを、ぼくらは掴めるのかもしれない。

少し前に「ディープテック」というタイトルの本を読んで、ブログでも紹介記事を書いた。個人的にはこういう、地球の未来にも関わる大きな問題をテクノロジーを用いて解決していこうというアプローチは好きなので、『WIRED』第12号の特集が「地球のためのディープテック」だと聞きつけ、先月目黒の書店で購入し、お正月休みを使って読み切った。

同名の書籍を読んだ時には、日本の持つテクノロジーでもまだまだ使いみちはあるぞという著者の論調に共感を抱くことができたのだが、『WIRED』の特集記事はジェフ・ベゾスの人工衛星の話とか、オランダの「フード・ヴァレー」の話とか、核融合エネルギーの話とか、レアアース採掘の影響とか、とかく話のスケールがデカすぎて、これを読んだから僕自身が何かのアクションにつなげられるかというところでの展望がほとんど開けなかったのが残念だ。これを読んだら、すごい人はすごいという思い以外に抱けるものが何もない。せいぜい、Spiberのブリュード・プロテインでできた衣類をそのうち買ってみようかな、という程度だろうか。(Spiberの話は、ファッション週刊誌WWDジャパンの2019年11月25日号の特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」でも取り上げられていたから知っていた。)

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