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『海外ドラマはたった350の単語でできている』 [英語一期一会]

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]

  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2017/04/14
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
受験、英検、TOEIC…勉強してきたのに、それでも英語が話せないあなたへ。中学レベルの単語で必ず英語が話せる学習方法を大公開。人気のブログがついに書籍化。

まだ旅の途中です。休暇の間に何冊か本を読もうと目論んでいたけれど、持ってきていた分厚い専門書とは別に、息抜きもしたいなという気持ちになり、本日ご紹介の1冊は衝動的にキンドルでダウンロードしてしまった。

趣旨は極めて分かりやすい本で、実感として著者が言っている方法論は意図的にそれをやったら僕が20年近くかかって到達した境地にその10分の1程度の時間で到達できるようになる気がする。英会話がうまくなりたいと思っている日本人は身の回りにも大勢いるが、この勉強法は薦める。また、同様に、英語以外の外国語を学ぶ時にも、基本一人称と二人称の短文を1、2秒のうちに瞬時に繰り出すための訓練はおそらく役に立つだろう。

「ワナ(wanna)」「ガナ(gonna)」等は、僕らの世代はラジオ講座『百万人の英語』のハイディ矢野先生に習い、ランゲージサービス社の英語教材『Whaddaya Say?』で習っているが、それを著者は有名なテレビドラマシリーズ『Sex and The City』全編のセリフのテキスト分析で発見しているというのだからスゴイ。しかも、基本350ワードで英会話は可能という著者の発見を、他のドラマでも検証して、ほぼ同じ黄金律のようなものを見出している。ここまでのテキスト分析を行うのにかけたエネルギーたるや想像を絶するが、しかもそれが本論の学習法を導き出す際の前置き段階だというのだから驚く。

ただ、今さら僕がこういう勉強をするかといわれれば、こと英語に関してはしないだろう。もうかなりのところまでは到達していて、僕の目下の課題は英作文だと思っているので。万が一にも他の言語を勉強する必要性が今後出てきた場合は、この学習法は参考にさせてもらいたい。

最後に著者の書かれていることで特に共感するのは、この学習法でおススメの海外ドラマの筆頭に『How I Met Your Mother(ママと恋に落ちるまで)』を挙げられている点。僕はあまりテレビドラマを真剣に見る方ではないのだが、以前も書いた通りこのドラマはわりとしっかり見ていた。他のドラマとの比較は難しいけれど、ドラマを見て英語の勉強をしたのはこのドラマが最初で、それくらいいい表現が頻出する。また、ニール・パトリック・ハリス演じるバーニー役のマシンガントークに、どれだけついて行けるかを試してみるのも面白かった。

タグ:英語
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