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文系人間の行き場が狭まる [ブータン]


【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】
シェラブツェ大学が文系7コースを廃止し、CLCSが2023年の入学生受入を完全に停止したため、文系出身の高卒者は国内の大学への進学に不安を感じている。昨年は6,500人以上の文系学生がクラス12の修了試験を受けた。

それ以前は、ブータン王立大学(RUB)傘下の9つのカレッジのうち、文系出身の学生は5つの大学に出願することができた。今年の場合、RUBが公表している学部及びディプロマコースのリストによると、7つのカレッジで高卒者を受け入れている。しかし、人文系の学生を受け入れるのは3つの大学だけである。

「文系の学生は、理系や商学系の学生と同じように大学を選ぶ機会がありません。そのため、文系出身の私たちは落胆しています。しかし、政府は私たち学生を支援してくれていますし、今後も政府が文系の学生を支援・援助してくれることを願っています」(ダンプーセントラルスクールの生徒)

「人文学を学ぶ学生にとって、商業や科学の分野に比べて十分な範囲が提供されていないことは、非常に残念なことです。ブータンの大学に入学するために頑張ってきたのに、コースがないために、私たちの夢も両親の夢も粉々になってしまいました。ですから、教育制度がもっと柔軟になり、私たちにさらに勉強する機会を与えてくれるなら、とてもありがたいです」(ダンプ―セントラルスクールの生徒)

また、人々はソーシャルメディアを通じて懸念を表明している。

「今まで、人文系の学生は理系の学生と違って、大学を選ぶ機会を得られない。どこを探しても、大学の条件は理系の学生しか必要としていない。人文系の学生で90%や80%台の点数を取っている人は、ほんのわずか。私たちは、学校やクラスでトップになるか、大学に入学するのが難しくなります」(ジグミ・シェルブリン・セントラルスクールの生徒)

CNRでは、持続可能な開発の理学士号を取得できる。パロ教育大学では、2つの教育学士コースと体育・スポーツコーチングのディプロマコースを提供している。シェラブツェ大学では、経済学と政治学の学士号、デジタルコミュニケーションとプロジェクト管理の学士号、データ科学とデータ解析の学士号が新たに提供される。私立のロイヤル・ティンプー・カレッジとノルブリン・リグター・カレッジでは、ゾンカ語と英語、メディア学、開発学の学士号が提供されている。

6,543人の文系学生のうち、5,805人が昨年の修了試験に合格している。

この報道も、最初に報じられてからすでに10日以上が経過しており、その間に続報もいろいろ出てきている。国を挙げて理工学系を強化し、シンガポールのような国を目指そうとしているということなのだろう。豊かな歴史や文化、伝統を有するこの国が、人文学から理工学へと思い切り舵を切るというのが本当にいいことなのかはよくわからないが、国の方針としてそう決まったことなのだから、静観するしかない。

それに、悪いことばかりでもない。

例えば、この記事では触れられていないが、CSTとゲドゥのビジネス単科大学(GCBS)は統合されるらしい。GCBSが人文系かというとちょっと違うが、もっと広義の文系だと捉えることにしてこの統合を見た場合、僕は統合のメリットの方が大きいようにも思える。何しろここの単科大学は、狭い学問領域において縦割りとなっていて、しかも学生のほとんどが学内で生活しているため、外との交流がほとんどない。

CSTの学生はビジネスやマーケティングを学ぶべきだし、GCBSの学生はアイデアを形にしてくれる理系学生とのネットワークを築くべきだ。一見すると文系志望の高校生に門戸を閉ざしてしまうようにしか見えない政策だが、文系学生と理系学生が同じ大学に在籍するという構図が生まれれば、新しいイノベーションが起きる可能性は大きい。

とはいえ、コースの統廃合の結果として、歴史や伝統文化の探求を指向する学問領域が落っこちてしまうとしたら、勿体ない気はする。「持続可能な開発」という流行言葉も、CNRに置かれていると、環境や森林、農業の話にその定義が矮小化されてしまい、もっと広く「SDGs」といった文脈で議論できる人材の育成にはつながっていないのではないかと思える。

タグ:RUB 人文学
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