暑い! [ブータン]
史上最高気温38.5℃を記録
Bhutan records the highest temperature at 38.5C amid global heat warning
Samten Dolkar記者、BBS、2022年7月16日(土)
http://www.bbs.bt/news/?p=172156
【抄訳】
世界各地でこの時期極度の高温が観測されている。ブータンも例外ではない。昨日はプナカで史上最高気温38.5℃を記録。2019年に同地で記録されたそれまでの最高気温を0.5℃上回った。
プナカは元々ブータンで最も暑い県とされてきたが、今月は2日から気温上昇が始まった。国立水文気象センター(NCHM)によると、1996年から2021年までの期間の7月の平均気温は25.6℃と言われている。この2週間の日中の最高気温は、歴史的平均を約2.6℃上回っているという。
だが、それが気候変動にすべてつながるものなのかは断言できないという。現在我々は雨期の最中にあるが、その雨期の中休みでの気温上昇を迎えている。この中休みは低気圧によりもたらされており、この低気圧が通常の気流の通り道から外れた流れ方をしているという。また、モンスーンのくぼみも存在し、それが通常の位置ではないところにあるのも一因だとのこと。
一方、明日以降は気温は徐々に下がっていく見込みだとも。来週にはまた局所的な雨がもたらされるとのこと。
世界的には、ヨーロッパ、北米、中東、アジアを熱波が襲っており、最高気温が40℃を越える地点も。国際メディアによると、熱波は、気候変動の影響で頻度を増し、深刻の度合いを年々増しているという。気候変動に関する政府間パネルは、世界の気温が1.5℃上昇すると、熱波は頻度を増し、暑い季節が寒い季節よりも長くなっていくと見ている。それが2℃上昇になると、危険レベルに到達し、農業や人々の健康に深刻な影響を与えるという。
先週までの長雨が嘘のように、今週に入ってからは青空が広がっている。7月11日からの1週間は、基本的には連日快晴で、それでも時々午後に夕立には襲われたが、雷雨も長くは続かず、雨が上がるときれいな夕焼け空が見えたりもした。
そして、16日(土)は、とうとう1日中雨が降らなかった。
夕立さえあれば夕方になると一気に気温が下がって過ごしやすくなる(その分、蚊が多い…)。それすらなかったのだから、土曜午後はフラフラだった。休日だったので、プンツォリンのタウンに買い物に出かけ、1時間以上歩いた。途中カフェで休憩したり、無理やり知り合いのいるユースセンターに立ち寄って図書室で涼んだりと、多少の熱中症対策はしたつもりだが、日差しは強いし汗だくだし。宿舎に戻ってエアコンで体を冷やすのにも時間がかかった。
16日のプンツォリンの最高気温は34℃だった。東京の夏と変わらないな。
暑くなれば雨が恋しいし、集中豪雨に襲われると晴れ間が恋しい。人間なんてそんなもんです。
ただ1つ言えることがある。連日雨であろうと、連日快晴であろうと、この季節にゴを着て過ごすのは大変であるということ。上半身の二枚重ねはかなりきつい。どちらにしても汗だくになり、今週は日中外を歩いていて頭がクラクラする症状を二度ほど経験した。
高温多湿地帯の注意事項の第三弾———言わずもがなの「熱中症」。
コメント 0