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来てたんですか? [ブータン]


先週、デリーの日本大使館の方が来られていたみたいである。実際にどこをどう訪問されたのか、何日間ぐらいいらしたのか、あまり全体像がはっきりわからず、断片的な情報でしか知る機会がないのだが、日本大使館のHPを見ると、以下の4件の草の根無償資金協力の供与式が行われたそうだし、加えてパロのFMCLをJICAの関係者と訪問された話(上記)や、UNDPの事務所で地球環境ファシリティ(GEF)のグラント調印式に出席された話などがSNS上では読み取れる。

 ①令和2年度「ティンプー県ワンシスナ郡女性の自立支援のための職業訓練施設送迎バス整備計画」
 ②令和元年度「ものづくり市民工房ファブラボにおける工作機械整備計画」
 ③令和元年度「農村部貧困層のための非感染性疾患及び腎臓病予防医療巡回バス整備計画」
 ④平成30年度「プナカ県グマ郡農道整備計画」

断片的な情報からご訪問目的を想像すると、経済協力担当の書記官の方が来られているようである。こうやってブータンに足を運んでもらえるようになっただけでも、ずいぶんとブータンへの渡航の制限も緩和されてきたものだと感じる。限られた日程の中で、訪問場所はパロ、ティンプー、プナカあたりで限定されたのだろうと思われるが、そのうちプンツォリンにもいらして下さい。僕もまだ当地に来て2週間少々だが、このエリアでも草の根無償資金協力が支援できるニーズはある。自分で言うのもなんだが、そういう意識をもって地方でアンテナを張っている在留邦人は貴重です。

平成時代や令和元年の草の根無償の供与式が今頃行われるというのにも、パンデミックの影響が出ているように思う。大使館の都合により、すでに届いていた機材も使えずに待っていたなんてことはないだろうが、こと供与式に関しては、大使館関係者の参列可能時期が延び延びになっただろうし、グローバルサプライチェーンが混乱して、コンテナ確保がなかなかできなかったといった事情もあっただろう。

こうして経協担当の方が来られるようになった以上、早晩領事担当の方も来られるのだろうと期待したい。ロックダウン期間中、結構放っておかれた感が在留邦人的にはあるので、JICA関係者に会うだけではなく、在留邦人の方々のパンデミックの間の生活の苦労や、子女教育に関する日本大使館への要望を、しっかり聴き取る機会を、領事担当の方々は設けて欲しいですね。本当は、今回来られた経協担当の方々であっても在留邦人と会っていただけたら良かったのにと思うくらいですが(経協担当の仕事にも関係する領域はある筈だし)、最低でも領事担当の方は早期にブータン入りされるべきだと思う。

というのは一般論で申し上げています。こちらはティンプーやパロに住んでるわけではないので、経協担当の人ならともかく、領事担当の方にここまで来てねと言うつもりはありません。

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