リンチェンディン検問所、遂に完成 [ブータン]
リンチェンディンの統合検問所が操業開始
Integrated checkpoint in Rinchending operational
Sonam Penjor記者(プンツォリン)、BBS、2022年4月13日(水)
http://www.bbs.bt/news/?p=167870
【抄訳】
チュカ県リンチェンディンの陸橋上に建設されていた統合検問所が操業開始した。今日、その開通式が開かれた。検問所は自動車両番号読取機、自動開閉式ゲート棒、監視カメラ、障害者向けトイレ等の設備を備える。総工費4億1500万ニュルタムで、2016年8月に着工。度重なるロックダウンや行動制限により、完工は1年遅れた。
前回の駐在時代からずっと建設されていた検問所がようやく開所したそうである。下の地図でもわかる通り、この検問所は僕の今回の派遣先であるCSTから近い。間もなく引っ越す予定なので、利用するのが今から楽しみだ。
こんな機会でもないとこの地域の地図を確認したりもしないので今さら気付いたことがある。以前の道路がそれほど悪いわけでもなかったのに、なんでこんな陸橋をわざわざ架橋して、その上に検問所を作ったのかというのはずっと疑問だったのだけれど、Google Mapで確認してみると、旧国道のすぐ下にかなり大規模な地滑りが見られる。近々旧国道の通行を阻害する可能性が十分あり、それよりも奥側に別の道路を作るのなら陸橋を架けるしかなかったのだろう。
ここの地滑り地帯をフィールドに、地滑り感知用のセンサーを付けて観測をやったりするようなことは、CSTの土木工学科では行われていないのだろうか。そんな疑問がふと湧いた。いや、それ以前に、ここの検問所のシステムをリバースエンジニアリングで研究させてくれないだろうか―――なんて思いもある。
いずれにしてもCSTから最も近いフィールドということになる。ホント、何か関係構築できないだろうか。
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