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ブータンにはいつ行けますか? [ブータン]

旅行客向け新隔離期間の適用は未定
New quarantine period for tourists yet to be imposed
Phurpa Lhamo 記者、Kuensel、2022年3月17日(木)、
https://kuenselonline.com/new-quarantine-period-for-tourists-to-be-imposed/
【要約】
政府は、ワクチン接種済及び未接種の旅行客にそれぞれ5日、10日の隔離期間の適用を開始する措置をいつから適用するか決めていない模様。3月14日に行われたメディア関係者との会見で、首相は、入国予定の旅行客は、隔離期間の適用開始時期云々を早めたところで、低調にとどまるだろうとの見通しを明らかにした。

一方、ブータン観光評議会(TCB)は3月11日に関係機関とオンライン意見交換会を開催。この席上では、実施ガイドラインや手数料課金制度の変更、星未取得のホテルの標準化とクラス分けが話し合われたという。TCBは2020年半ばからの観光再開を希望してきたが、現時点でもいつ再開できるか目途が立っていないという。

ホテル、航空便、観光スポット、受入れ地域住民などがパンデミックのせいで受入れ可能な状況ではないという内的要因に加え、観光再開を妨げる外的要因もある。

2019年の来訪者数は31万9,000人で、加熱の兆候を示していた。観光は、水力発電や森林、鉱物資源などと同様に貴重な戦略資源であり、すべてのブータン人に帰属する。観光セクターにおける決定は、少なくとも次の50年間にとっても良いものである必要があると、TCBの代表。

観光セクターが再開するなら、旅行会社、ホテル、ツアーガイド、その他セクターに関わる全ての関係者が最低限のサービス基準を維持できる必要がある。TCB代表は、性急に観光客招致を行って不満を感じて帰国していただくことのないようにしたいと強調。

2020年3月時点で、旅行会社では3,000人、ツアーガイドは4,000人、ホテル従業員500人、合計約2万5,000人がパンデミックの影響を被っている。彼らは国王の救済キドゥ(贈与金)を受け取っている。

首相は、キドゥが終われば、影響を被っている人々への直接給付金はないと述べた。しかし、政府としては、雇用や起業機会の提供やライセンス付与、銀行融資などの手法で支援を行うと付け加えた。

先ず、この記事についてコメントする前に、3月12日(土)に発表された4週間にわたる移行プロセスの工程表を再掲しておこう。

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すでに15日(火)夜に首相官邸のプレスリリースで追加緩和策が発表され、ティンプーでは同一メガゾーンの中であれば移動していいことになっている。事業所も開けてよいとアナウンスされたが、翌16日(水)に試しに自分の仮オフィスまで歩いて行ってみたものの、途中にあった省庁のゲートは閉ざされ、僕のオフィスはゲートは開いていたけど、建物には入らせてもらえなかった。運用にはタイムラグがあることが考えられ、当面在学勤務を継続せざるを得ない。

で、その上での上記のクエンセルの記事である。

ヘッドラインになっていたのは、隔離期間短縮の適用開始時期のことである。政府発表の適用開始時期は、工程表上では「4月25日」となっている。

この記事を理解するには、それ以前に巷間噂されていた隔離期間短縮が、「14日⇒7日、ないしは撤廃」、かつ適用開始時期が「4月中旬」と見られていたことを踏まえておく必要がある。

おおかた、どこかのメディアが、「4月中旬」ではなく「4月25日」だった点について質問でもしたのだろう。それで、首相は前倒ししたところで大勢に影響はないという回答をしたのだと思われる。

少なくとも、政府はすでに工程表を明示しているので、ターゲットは「4月25日」だと考えておいていいのだろう。(但し、首相はすでにこの工程表からメガゾーン移行という追加緩和措置を発表したくらいだから、今後の推移次第では、工程表にさらなる変更を加えてくる可能性は否定はできない。)

4月以降にブータン渡航を考えられている人にとっては依然朗報といえるのではないでしょうか。

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