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またまたロックダウン… [ブータン]

ティンプーとパロの行動制限、明日からはじまる
Movement restriction in Thimphu and Paro Thromde beginning tomorrow
Kinley Dem記者、BBS、2022年2月22日(火)、
http://www.bbs.bt/news/?p=166102
thimphu-1.jpg
【抄訳】
ティンプー市の4つのメガゾーンと、パロ市内の移動は、明日午前5時から制限される。市中感染者の増加を受けて政府が決定した。

明朝から、車両の移動が禁止され、各世帯から1人だけ、ゾーン内の移動を認められる。首相官邸からの通達によると、ティンプー及びパロから外に向かう個人の移動は、明日からRT-PCR検査が前提となる。公共交通サービスの運航は継続されるが、乗客は1010から電子通行許可証を取得することが義務付けられる。市外に移動する場合は、目的地に到着した後、1週間の自宅隔離が必要。

通達では、事業所や各機関は在宅勤務への移行が求められる。食料品店は、店主が同じゾーン内に住んでいる場合は、午前8時から午後5時まで営業が可能。レストランや娯楽施設は営業が認められない。スポーツや集会などもすべからく開催不可。葬儀参列は最大20人まで。試験はメガゾーン内で定められた形式に基づき実施される。

.国内線、国内線の運航は通常通り。首相官邸によると、この制限は追って通知があるまで継続とのこと。

これを書いているのは2月23日(水)午前7時。すでにティンプーはロックダウンに突入しています。

IMG_20220213_165446.jpg
《ロックダウンの朝のクロックタワー》

車は、おきて破りのタクシーが1台走っていた他は、まったく動いていません。人も歩いていません。僕が来る前から設置されていたクロックタワー横のデジタルサイネージは、前回のロックダウン中もロックダウン解除後もまったく運用されてなかったのですが、なぜか昨日からスイッチが入り、昨夜は一晩中、誰もいない広場にメッセージを発信し続け、あまり眠れませんでした。

ストレスもたまっているのか、それとも元々なのかはわかりませんが、昨夜はクロックタワー前で若者の集団が大喧嘩をしていました。ナイフまで取り出していたそうです。たまたま近くにいた僕のホテルのオーナーがそれを目撃、「ギャング団」と表現していました。警察が介入したので大ごとにはならなかったようですが。僕自身も、日中、ガラの悪そうな若者集団と近くですれ違いました。ドキドキしました。

また、ちょうどタイミング良く、昨日パロから出国してオーストラリアに向かった某国際機関の職員がいましたが、ソーシャルメディア上でその旅程を公開しているのを見て、「いいなぁ」と羨ましくなりました(正直ちょっとイラっとしたけど)。

僕の配属先は、学生のキャンパス集結を、4月第1週にまで延期しました。今回のロックダウンとは関係ないと思いますが。

◆◆◆◆

どことは明記しませんが、昨日(22日)は相当数の感染者を出した区域があったらしいです。僕はたまたまその区域の前を午前中に歩いて通過して、ズィルカ地区からBBSタワーの方に上って大回りし、チャンガンカから市の中心部に戻るというウォーキングをやっていましたが、僕がお昼前に通った後、その区域は完全封鎖されたそうです。その後、午後には「ロックダウンがあるらしい」との噂が広まり、午後4時頃にはすでに首相官邸からのアナウンスもありました。

非常に慌ただしい決定だったわけですが、「追って沙汰する」は精神的にはつらいな~。ただ、前回の28日間のロックダウンも、後半は相当ストレスが溜まったので、13日に解除して10日ほどガス抜きをして、それでもう一度というのはそうかもなという気もしました。解除された翌日には、すでに「またロックダウンやるかも」という噂が出回っていたので。市中感染者数は、むしろ首都のロックダウンが解除してからの方が多かったですし。

解除された10日間のうちに、国際EMS便は引き取れたし、延期にしていた研修も取りあえず片付けることができました。3回目のワクチン接種も済ませ、副反応もなんとかクリアできました。冬眠生活で足腰が弱っていたのか、解除初日に市内を歩いていて転倒し、胸を強打するというおまけもありましたが、リフレッシュはある程度できたと思います。

今日からまた、冬眠生活頑張ろう!!

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