ロックダウンはさらに続く [ブータン]
ロックダウン、7県で30日まで延長
Lockdown extends in seven dzongkhags until Jan 30
Kuensel、2022年1月21日(金)、
https://kuenselonline.com/lockdown-extends-in-seven-dzongkhags-until-jan-30/
【抄訳】
ナショナルCOVID-19タスクフォースは、サルパン県、サムドゥップジョンカル県、及びレッド・ゾーン指定されているワンデュポダン、プナカ、パンバン、ナンラム、プンツォリン地域のロックダウンを1月30日にまで延長することを決定した。 20日付の首相府声明によると、カワン、チャンの2ゲオッグ(郡)、ティンプー市、パロ市街地及び隣接するゲオッグは「イエロー・ゾーン」に指定され、これらも30日までゾーン規制が継続されるという。
これらの地域の居住者は、午前5時から午後6時の間、いつでもメガゾーン内を徒歩や自転車で移動することは可能である。但し、常にゾーンカードの携行が義務付けられる。また、自分の所属するゾーンから別のゾーンに移動することはできない。ティンプー市から指定された基礎物資販売店は、午前9時から午後6時まで営業する。
ティンプー県内の他のゲオッグは安全地帯と見なされている。(中略)首相府の通達により、事業所は引き続きPMOの通知に従って、オフィスは引き続きオープンし、封じ込めモードが機能すると見なされた学校や教育機関もオープンする。
グリーン・ゾーン間の移動は、必要不可欠なものに限定され、抗原検査の結果陰性が確認され、かつ指揮本部長の承認が得られれば可能となる。ナイトクラブ、カラオケ、パブ、ディスコなどの娯楽施設を除き、グリーン・ゾーンにあるすべての店舗や企業は午後9時まで営業できる。
宗教的な集まりや誕生パーティー等、大人数が集まる集会や祝賀イベントは、全国で認められていない。県境をまたぐ移動は許可されていない。どうしても避けられない重要な国内移動は、抗原検査の結果が陰性であることを確認した後、それぞれの指揮本部長による承認の対象となる。 各県の知事と警察トップが移動の調整を行う。(中略)
首相府の発表では、ウイルスが変異しているものの、フェイスマスクや手洗いの使用など防御策の有効性は変わらないと強調する。 その励行を無視することで症例数が指数関数的に増加し、蔓延と罹患のリスクが高まるというエビデンスが世界的には確認されている。
17日(月)から始まった72時間の「ゾーン規制」が22日(土)にまで延長すると発表された時点で、僕としては、懸案だったプンツォリンへの引越しを来週後半に行うことは無理だと判断しました。今の陽性者の増え方、それにいよいよ首都でも陽性者の話がチラホラ聞こえてきた中で、22日で終わらないだろうなと思っていたら、首相府は20日(木)の時点で、早々に「ゾーン規制」という名のロックダウンをさらに1週間延長すると発表した。既にプンツォリン行きは諦めていたので、この矢継ぎ早の発表があってもさほどショックはない。
年末から先週末あたりまで、あまりゆっくり休めた感じがせず、相当疲れがたまっていたので、むしろロックダウンになってひと息付けたところもあった。今週予定されていた僕が関わっている研修が3つ延期になり、その空いた時間で期限間近だった書類作成も片付けられた。時間に追いまくられていたのが、在宅勤務になってかなり挽回できた。
単身赴任での今の状況はきついと言えばきついのだけれど、ホテル住まいしていると、オーナー夫妻や同じホテルの滞在者とも1日三食顔を合わせ、情報共有もしていただいているし、何よりも自分自身で食材確保に気をもまなくてもいいのはありがたいとすら思う。ホテルの階段の上り下りだけで、1日1万歩確保することだってその気になればできるので、それほどのストレスも今のところはありません。
でも、そんな状況がさらに続くと、先が見通せないのはつらい。
ずっと「グリーン・ゾーン(安全地帯)」とされてきた首都やパロの市街地が「イエロー・ゾーン」に指定されたことで、仮にロックダウンが30日で予定通り解除されたとしても、しばらくは行動規制がかかるんだろうなと覚悟が必要かもしれない。今まで「レッド・ゾーン」のプンツォリンの心配ばかりをしていたけれど、首都にいても行動規制がかかるとしたら、これまで数カ月なんとかやり繰りしてきた首都での活動も、相当難しくなるかもしれない。
「封じ込めモード」というのが機能している大学の構内で暮らすのなら、むしろさっさと移動しちゃった方がいいのではないかという考え方もあるなぁと思いはじめてもいる。頻繁に移動を繰り返すのではなく、いったん移動したらしばらくはそこで滞在するというのがいいのかもな。
ただ、今はちょっと息抜きをしているところです。繰り返しになるけれど、僕は年が明けてから土日も仕事している状態だったので、今週末が完全フリーになったのはすごく嬉しい。
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