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『無駄なマシーンを発明しよう!』 [仕事の小ネタ]

無駄なマシーンを発明しよう! ~独創性を育むはじめてのエンジニアリング

無駄なマシーンを発明しよう! ~独創性を育むはじめてのエンジニアリング

  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2021/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
ポンコツなロボットも、ぶさいくなぬいぐるみも、無駄づくりなら大成功!世界で君だけしか思いつかない「無駄」を生み出そう!低い技術力で不必要なものを作り上げる「無駄づくり」を続けてきた“無駄なもの発明家"が、ついに子ども向けに工作のアイディアと方法をわかりやすく解説!「作りながら読む」「簡単なことのプロになる」「自分で考える」というコンセプトのもと、手に入りやすい道具・素材で工作を行います。もちろん、「インスタ映え台無しマシーン」をはじめとする無駄づくりのつくり方も紹介しています。書籍の後半では初学者にもやさしいマイコンボード・Arduinoを用いたプログラミングや、自分でアイディアを考える方法も取り上げます。エンジニアリング、プログラミング、発想力と、これからの時代に必要とされる能力を楽しみながら伸ばせるため、STEM教育・STEAM教育にも役立ちます。「無駄づくり」のファンの方はもちろん、ものづくりに興味を持つお子さんや、夏休みの研究に悩んでいるお子さんがいるご家庭にもおすすめの一冊です!
【購入】
藤原麻里菜さんのYouTubeチャンネル「無駄づくり」を時々視聴するようになってから、数点出ている彼女の著作も読むようになった。といっても本書を含めても3冊目に過ぎないのだが。実は、このYouTubeチャンネルを知ったのは、今年7月に出た本書のことをネットで知ったのがきっかけだった。それで、多分本書が出てすぐぐらいにアップされた著書の販促動画(下記)を見たら、Arduinoのことがえらくやさしく解説されていて、物覚えが悪いオジサンにもすんなり入って来る内容だったために、「無駄づくり」にハマってしまった。


実際に手に入れるまでには少しタイムラグがあったが、入手後も他に一緒に入手した書籍の方の読み込みに時間を取られていて、結局目を通すのが年末になってしまった。しかも、まだArduinoが手元にない状態でである。

表紙をめくってみたらすぐわかった。この本は小学生向けに書かれている。漢字にフリガナがふってあるだけでなく、難しめな漢字はひらがなにしてある。そして、ものとものをくっ付ける方法から入り、続いて100均で手に入るような電気機器を分解・ハックして別の用途に転用するケースが紹介されている。内容的には本当に小学生の図工の授業で使えそうな内容だ。

そして、そうした図工該当の章の後は、今度はArduinoを使ったプログラミングやセンサーの利用に入っていく。むしろ、この部分が本書の中心を占めていると言ってもよい。要するに、小学生向けにArduinoの解説がなされていると考えればいい。従って、ことArduinoに関して言えば、本書は「超」が付くほどの入門書となっている。物覚えが悪いオジサンにとっては、これほどわかりやすい解説はない。

これくらいわかりやすければ、オジサンもArduinoを使ってみたくなる。サーボモーターやLEDランプ、ワイヤーの類は既に手元にあるので、Arduinoさえ入手すれば、本書で取り上げられている「無駄」な発明品は、当地においても複製・際限が可能だろう。Raspberry-Piやmicro:bitが手元に既にあることから、これまでなんとなく利用を躊躇してきたArduinoも、この際だから早く入手して手に取ってみたいと思うようになれた。

ただ、本書で扱われている「無駄づくり」の作品については、発想は面白いんだけど、それでもやっぱり「無駄」な感じが否めない。元々それが著者のコンセプトだけに、「無駄」なものであるのは間違いないのだが、著者のこれまでの作品の中でも特に「無駄」な感じが強い、そんな気がしてしまった。

それだけに、作った後の作品の保管のされ方も気になった。

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