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大人買い、超合本版『頭文字D』 [読書日記]

[まとめ買い] 頭文字D 超合本版

[まとめ買い] 頭文字D 超合本版

  • 作者: しげの秀一
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Kindle版
内容紹介(第1巻分)
【『頭文字D』1~5巻を収録した超合本!】群馬県の県立高校に通う拓海(たくみ)は車についての知識なんてほとんどない普通のとうふ屋の息子。ある日、拓海は親友の樹(イツキ)と共に、バイト先の先輩である池谷(いけたに)の走り屋チーム・秋名スピードスターズの走りを見に行くことに……。するとそこに赤城最速といわれる高橋兄弟が率いるチーム・赤城レッドサンズが現れ、秋名スピードスターズに挑戦を申し込んできた!!地元で負けるわけにはいかないと燃える池谷だったが……!?
【購入(キンドル)】
今月に入ってから6勤1休の日々が続いている。それは、土曜日に3Dモデリングの講習会を主宰しているからで、当初は午前中だけで済んでいたのが、先週末から午前・午後の2回、講習会を開く形をとるようになった。平日は平日で仕事しているわけで、毎回の講習会の準備は金曜日の夜ないしは土曜当日の早朝に行う。金曜夜は睡眠3~4時間という時がほとんどなので、土曜日が終わると本当に燃え尽きる感じになり、日曜午前中ぐらいはその余韻が続く。そして日曜午後は、週次活動報告書を作成して配属先の上長に提出するのが日課になっている。完全フリーというわけでもない。

このため、特に8月に入ってから読書らしい読書がなかなかできなくなった。消耗した状態で土曜夜から読書に入るということもなかなかできず、気晴らしにキンドルで元々持っていた漫画を読んでひと息つくというのが定番になっていた。そこに入り込んできたのが『超合本版 頭文字D』、コミック5巻分が収められている。コミックは48巻まであったので、超合本版は全部で10巻ある。僕は超合本版第1巻はずいぶん前にキンドルでダウンロードしていたが、こちらに来て隔離施設に入っている間に誤って第2巻をダウンロードしてしまい、その後抑えが効かなくなった。ほぼ2週間に1巻のペースで続巻のダウンロードをはじめ、8月初旬には残すところ2巻というところまで来てしまっていた。

こうなると、もう最後まで行くしかない。週末ごとに1巻ダウンロードし、とうとう全巻制覇した。

なぜハマったのかを今さら詳述するつもりはない。2018年1月に「『ハチロク』関連雑誌・コミック」という記事を書き、僕のクルマ遍歴を少し語っている。『頭文字D』は1995年に連載開始なので、AE86というエンジンを載せたトヨタのトレノやレビンがリリースされてから、既に10年近くが経過した後の話になる。漫画の連載はリアルタイムで読んでなかったが、CGを駆使し、エイベックスの音楽をふんだんに使ったアニメは動画配信サイトで見て、しかもレンタルDVDを借りて見てもいた。その後はちょくちょくYouTube動画で見てたので、だいたいのストーリーは知っている。

ただ、アニメ版だけを見ていてもわかりにくいテクニックの話が多くて、そのあたりは原作の漫画の吹き出しナレーションの解説が役立つことも多かった。なので、いずれは全巻読みたいと思ってはいたのです。

そういう形で週末を費やしたことについては、あまり後悔もしていない。昔ハマっていた池沢さとしの『サーキットの狼』よりもテクニックやテクノロジーの解説がロジカルだし、写実性にも富んでいて臨場感あふれる画風だと思う。

たぶん、今後も何度か読み返すだろう。特に、バトルのシーンで、沿道で観戦しているギャラリーが、目の前を一瞬で通過していく2台のクルマを見て、すぐにバトルの性格やゆくえを論じたりするシーンがなかなか理解しづらいし、ましては後半の「プロジェクトD」編に入ってから、チームの面々が、ダウンヒルの起点(ヒルクライムの終点)になる峠の頂上にいるのか、あるいはダウンヒルのゴール(ヒルクライムのスタート地点)になる麓にいるのか、スタッフの配置ルールがイマイチよくわからない。ひと通り読んでみても、わからないことが多いのだ。

また、現在この作者が週刊少年マガジンで連載している『MFゴースト』も、わりと過去のエピソードをぶっこんで来るので、主人公の夏向の師匠である藤原拓海を、当時取り巻いていた人々の、拓海やプロジェクトDとの絡みを『頭文字Ⅾ』で時々チェックする必要にかられもする。

余談になるが、『MFゴースト』もブログで一度紹介したことがあるが、おそらくしげの先生ご自身というより、今はスタッフやアシスタントがかなり関わっておられるのか、登場人物の目が異常にデカくて顔が一様に丸く、昔は峠でブイブイ言わせていたようなDの連中が、齢を重ねて太っていたり、一様にオールバックにしていたりと、あまり魅力的な描き方ではないのが残念だ。作品に未登場の拓海や高橋涼介が、どんな風貌になっているのか、ものすごく不安である。


タグ:しげの秀一
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