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みわ屋の「こめどら黒胡椒バター」 [地域愛]

岐阜県揖斐川町の揖斐の市街地にある和菓子店「みわ屋」は、ここ数年、里帰りするたびに職場へのお土産を買ったりするのに使って来た定番のお店である。春日のお茶を使った「ほうじ茶クッキー」でハマり、その後「ほうじ茶プリン」や「ほうじチャイ饅頭」など、新登場したメニューも軒並み試してきた。地域おこしにも熱心なお店で、近所の揖斐高校の生徒さんとのコラボで開発した3種類のクッキー「信長との約束」は、その開発ストーリーも考えると素通りしづらい、買って応援したくなるようなアイテムだ。


さて、そんなみわ屋の商品の1つ、岐阜産米ハツシモを使ったどら焼き「こめどら」に、新たに「黒胡椒バター」味というのが加わったのを知ったのは、昨年12月に父の容態悪化を初めて聞き、妻と長男と3人で帰省した時だった。約10日間の実家滞在を終え、妻と僕がマイカーで東京に戻るのに先立ち、お決まりとなったみわ屋でのお土産買い出しに行った際、その存在を知って試しに買ってみることにした。日持ちしない、買ったその日のうちに食べてしまわなければならないそのどらやきを、帰りの車中で食べた感想は、「独特のクセになるおいしさ」だった。

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餡子とバターは結構相性がいいと思うが、こんなに中にしっかりとしたバタースライスを挟み込んだどらやきは初めてだ。さらに、これにピリッとした胡椒が加わり、一瞬の刺激が舌を通り過ぎる。こんな味は今まで経験したことがない。ただでもどらやきは好きだが、こめどら黒胡椒バターはちょっと病みつきになりそうだ。

その後、僕はバター入りのどらやきを見かけたら試しに購入してみるようになった。みわ屋のこめどら黒胡椒バターは日持ちしないから東京では手に入らない。でも、意外なところでそれに近いどらやきを発見した。

ローソンの「バターどら焼き」である。こめどら黒胡椒バターから黒胡椒を抜いたというだけでなく、バターを増量している。どこから食べ始めるのかにもよるが、場所によっては最初のひと口が全てバターで餡子がないということもあり得る。(逆に、餡子だけでバターが味わえないケースもあるが…)

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これは、ローソンの冷蔵スイーツの棚にしか置かれていないが、この3カ月ほど、バターどら焼き目当てでローソンに立ち寄ることが多くなった。病みつきと言っていいくらいの頻度で食べているかも。

ただ、お店によっては冷蔵棚ではなく平温で陳列されているところもあるので要注意。みわ屋のこめどらが日持ちしないのは、室温だとバターが柔らかくなってしまうからだと思うが、ローソンのバターどら焼きも、室温で置かれていたらバターが柔らかくなりすぎて歯ごたえが無くなり、インパクトにも欠ける味になってしまうケースがある。

以上の2つと比べると、北海道からお取り寄せのわらく堂の「白どら」(小豆バター味)はちょっとインパクトに欠ける。バターと餡子を別物と捉えて挟み込むのではなく、本当に「小豆バター」だった。それが好きな人もいるのかもしれないが、僕はちょっと…。

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歳を重ねるにつれて、餡子の恋しさが増してきた気がする。まもなく海外渡航してしばらくかの地で駐在することになるが、餡子入りのジャパニーズスイーツが食べられなくなるのがちょっと悲しい。

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