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2020年のGOOD-BAD-UGLY [ご挨拶]

振り返ってみれば、今年はどう考えても帰国前の3月がピークで、それ以後はどんどん落ち込んでいった1年でした。来年控えていることを考えると、まったくどん底の状況で年末年始を迎えていても、2020年は反転上昇が期待できます。下がるだけ下がったので、あとは上がるだけです。それを期待して、2020年を迎えたいと思います。

1年前のブログで、僕はそう書いていました。どん底だと言っていた2019年末でしたが、振り返ってみると本当の底は2020年の最初の3カ月でした。その当時僕のメンタルの不調に絡んだ人々のことは、決して忘れません。因縁の職場とは、新型コロナウィルス感染拡大に伴う4月の緊急事態宣言を契機におさらばしましたが、僕の後任ではないものの、今年1月から採用になりうちのチームに加わった若手のスタッフにも同じような体の不調が生じていると聞くと、心が痛みます。

チームの顔ぶれが変わっても、なんで同じようなことが繰り返されるのだろうか―――。

僕個人に話を戻すと、そこからは反転上昇だと期待していた4月の異動は、次のステップに向けた短期の腰かけ的なポジションだろうと考えていました。ところが、新型コロナウィルス感染拡大の影響が思っていた以上に長引き、居候のつもりが戦力カウントされることになってしまいました。所属組織では退職年齢に近い今、将来的に自分のやりたいことに専念できる環境を作っていきたいと思っていたところに、どんどん別の作業の指示が来ます。しかも、勤続30年近くなると仕事はどんどん複雑化してきていて、作業手順書や説明資料がどんどん増殖しています。久々に本社でデスクオフィサー的な仕事をやってみると、複雑な作業内容を理解するのが大変で、とりあえずなんとか期限に間に合わせた作業も、後から「ここが違う、あそこが違う」などと、若いスタッフに指摘を受ける体たらくです。

昨年度籍を置いていた部署での精神的につらい仕事からすると、些細なことだと思いますが。

結局、この状況のまま、年末を迎えようとしているわけです。今年は、コロナ禍で様々なイベントも自粛が相次ぎ、ろくな外出もできず、妻と計画していた結婚25周年の台湾旅行も実現しませんでした。なんか、何もせずに年末を迎えてしまった感じがなきにしもありません。

また、年の瀬も迫った12月中旬になり、実家の父の健康状態が悪化し、2週間のあいだに二度帰省しました。介護に疲れた母が共倒れになる状況だけは回避せねばと、幸い1室空きがあったグループホームでのショートステイをなんとか実現させ、最悪の事態だけはまぬがれました。でも、所詮それも問題の先送りに過ぎません。年が明けたら父の様子を見極めつつ、次の決断を迫られるのでしょう。

◇◇◇◇

以上申し上げた上で、2020年の個人的重大ニュースを以下で概括してみます。

1.「マイクロマネジメント」という名のパワハラ(UGLY)
これについては、冒頭でも書きました。離任の挨拶で「細かいところまでマネジメントしないと気が済まなかった」とひと言言えば、それまでに何をやっても許されるのか? その数々を見て見ぬフリしてきた奴は何のお咎めもないのか? あなたの何気ないひと言がどれだけの人を振り回し、窮地に追い込んでいるのか、トップはわかっているのか? いろいろ言いたいことはあります。

2.体のオーバーホール続く(BAD)
2月下旬だったか、職場に行くことを考えるだけで胸が苦しくなったので、心臓の精密検査を受けました。血圧を下げるために減量しろとは言われましたが、胸の苦しさに直接つながっているのは精神的ストレスだろうと言われました。なので、4月に異動と同時に緊急事態宣言の在宅勤務に突入したのをいいことに、ウォーキングを励行しました。お陰で体重も数キロ減り、血圧も少し下がりました。もう1つ、コロナ禍ではありましたが、左肩痛の治療も本格的に始めました。整形外科に通ってよくなっていく実感はありましたが、五十肩は1年もすれば自然と痛みが引くとも聞いていたので、気長に待っていたら秋にはほとんど痛みを感じなくなりました。

3.異動していきなり在宅勤務(BAD)
いろいろあった前の職場と4月におさらばし、久々に本社に復帰しました。次のアサインメントに向けた腰かけ的な部署だと思っていたので、異動時にはろくなブリーフィングもないまま在宅勤務に突入。前述の通りある意味非常に充実した日々でした。ところが新型コロナウィルス感染拡大の影響は長引き、次の仕事へのアサインメントが凍結。その間暇しているわけにもいかず、デスクオフィサー的な仕事をこなすようになっていきました。

4.コロナ禍だからできたこと(GOOD)
新型コロナウィルスには振り回された1年ですが、その間、ZOOMを使った勉強会(ウェビナー)のホストを社内で真っ先に務めたり、かなり初期の段階からZOOMは使いこなしていました。その後もリモートの会議を自分でホストするケースが頻繁にあったため、有料アカウントを取得して対応。結果的に自腹状態ですが、元は取っているかなと思います。そういう中で、実家のある岐阜で20年近くもの間、毎月開催されている勉強会にも、ZOOMを使うようになったからこそ毎回出席できるようになりました。そういう、新たな出会いがあった1年だったと思います。

5.懸案の書籍、ようやく刊行(GOOD)
今年の最大のイベントは、9月25日にようやく本を出せたことです。原稿は2019年8月の時点で一度書き上げていたのですが、最初の持ち込んだ某出版社で4ヵ月握られてしまい、刊行の見込みが立たないのならいったん返して欲しいと希望して年末に原稿を引き取りました。コロナの自粛期間を利用して最初に取り組んだことの1つがこの原稿のリライト。6月に別の出版社に企画書を送り、採用にこぎつけました。自分にとっては、今後のキャリア形成にもつなげたい名刺代わりの1冊だと思っています。10月以降各所に売り込んでますが、最近ようやく業界のネットメディアの書評で取り上げてもらったり、トークイベントへの登壇の依頼を受けたりと、ちょっとだけ反響が返ってくるようになりました。来年はこの本で書いたことをベースに、次の展開を目指したいです。

6.稽古、一度もできず(UGLY)
新型コロナウィルス感染拡大で稽古自体が自粛になった期間があることは言い訳にはなりません。前述の左肩痛で素振りをする気にもなれず、マスク着用での稽古は胸苦しさに悩まされる可能性があって、怖くて稽古への復帰にもなかなか決心がつきませんでした。そうこうするうちに、僕が通っていた町道場が閉館となり、12月26日に最終稽古会が行われました。顔は出そうと前から思ってましたが、そこに父の介護の問題が浮上したため、ご挨拶もできませんでした。

7.結婚25周年(GOOD)
7月9日で結婚25周年を迎えました。春先に台湾旅行でもしようと妻と話していましたが、妻の手術を優先して旅行を先延ばしにした途端に今回のコロナ騒ぎ。海外旅行などまったくできず、10月に国内旅行に切り替えました。Go Toトラベルで行った先は九十九里。でも、太平洋から昇る朝日を見れたことはいい思い出になりました。

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8.久々の年間200冊(GOOD)
コロナの巣ごもり、そして次のアサインメントへの着手時期凍結のおかげで、読書だけは進みました。今まだ読みかけの本が1冊残っていますが、これを含めるとなんと年間208冊! よく頑張りました。長年積読状態になっていた蔵書も相当さばいたし、読みたい本に挙げていた書籍も、3カ所の図書館を利用してかなりの数を読みました。200冊超もあるとランキングをつけるのも大変ですが、とりあえず強く印象に残った12冊を読書メーターで掲載しています。
https://bookmeter.com/users/24177/bookcases/11651358?sort=book_count&order=desc

9.ランニング、まったくできず(BAD)
剣道の稽古と同じく、ランニングもまったくできませんでした。1年を通じて早朝にウォーキングを励行できたこと自体はポジティブに評価していますが、できれば少しは走りたかった。でも、ランニング中のマスク着用はできればしたくない。人目につかない時間帯で走りたかったのですが、そういうライフスタイルは確立できませんでした。

10.父の介護(BAD)
これは年末になって急に浮上してきた懸案事項で、本番は年明けからだろうと思っています。

今年も1年大変にお世話になりました。
読者の皆様の新年のご多幸をお祈り申し上げます。

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