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『労働2.0』 [読書日記]

労働2.0 やりたいことして、食べていく

労働2.0 やりたいことして、食べていく

  • 作者: 中田 敦彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2019/03/16
  • メディア: Kindle版
内容紹介
「やりたいことで、食べていけ!」 ――“今最も面白い経営者"中田敦彦が説く、好きなことをやって、がっぽり稼ぐ「最強の働き方革命」。
『オールナイトニッポンPremium』でも話題騒然!アパレルブランド「幸福洗脳」の戦略もまるわかり。

今週の週末読書。近所のコミセン図書室で軽い気持ちで借りたが、今格闘中の400ページ近い別の本の読み込みの合間に息抜きがしたくなり、それで90分ほどかけて先に読んでしまうことにした。

この本は、出されたタイミング的には彼のアパレルブランド「幸福洗脳」の宣伝も兼ねていると思う。かなりの頻度で「幸福洗脳」は出てくるし、そのコンセプト「着づらくて、高いものを売る」と、その商品開発ストーリーはそれなりに面白かった。黒Tシャツに1万円出してもいいという人には面白い売り方かもしれない。そういうのはありだと思う。また、こういう本の出版の仕方もありだと思う。有名人なんだから。「使えるものは使え」というのも、本書にあったメッセージだ。

なぜ今この本を手に取ったのかといえば、2時間弱で読み終われるというお手頃感が1つと、僕自身が2冊目の本を出した今、その本で書いたことにこれからも取り組み続けて、それで食べていきたいと思っているからだ。著者のあっちゃん自身も、50代半ば過ぎのオジサンを著書の読者層として想定しているとは思えないが、この歳になると会社の歯車になって黙々と仕事をやるのには抵抗感もあって、せっかくメシのタネらしきものを見つけたんだから、それで食いつないでいきたいと考えるようになった。特に、周囲にパワハラ気質の人が複数名いた昨年度の職場ではそれを感じたな。

著者の言っていることは、僕ら還暦前のオッサンであっても結構言えることだ。そして、「やりたい人」と「できる人」が組み合わさることで、各々の個性がそこそこであっても、組み合わさったら逸材に化けるという彼の主張が、僕にとっては勇気づけられるものであった。

社内でやってみたいと思っている新規事業のアイデアについて、関係部署から否定的な回答をもらったところだったので、それなら構想をもっとデカくして、外堀から先に埋めることにした。それができそうな人にも声をかけ、チームで取り組めるようにしていきたいと思っている。

中田あっちゃんて、いつもテレビで見る表情からは気難しい人なのかと想像してしまうが、本書を読むと語り口がわりと柔らかで、印象が変わる。キングコング西野亮廣なんかと比べたら、かなり謙虚な人なのかなと思えてきた。また、感心するのは周りの人々をよく見ていて各々の長所をよく捉えようとされている点も好感が持てる。

また、自分の売り方をよくわかっている人でもあると思う。自分の強みをしっかり分析して、弱いところはアウトソーシングして、それで成果につなげていっている。この本を書いた2年前はアパレルブランドの立上げをやっていたと思うが、今は勉強のお話?YouTube用の動画撮影ノウハウをどんどん吸収して、YouTube大学やりまくっておられる。

そういう「多動」、自分も組織の枠を越えて、やっていかねばと焦りを覚えた。

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