Sonic Piで楽曲づくり [趣味]

Making Music with Sonic Pi: An Edutainment Factory Book (English Edition)
- 作者: Hans Gruendel An Edutainment Factory Book
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2016/02/20
- メディア: Kindle版
内容紹介
音楽は人類が築き上げた実に素晴らしい功績の1つである。 そして、地球上に音楽が嫌いな人などいない。 ソフトウェアとコンピュータは人類の最近の成果で、多くの加工業や産業が信頼度の高いものになっている。Sonic Piはそのソフトウェアと音楽の間の架け橋となっている。すべての子どもはSonic Piでプログラミングの基本を学べる。 音楽についてたくさん学びながら、プログラミングの基礎を学ぶのは楽しいことである。本書は、Sonic Piの基本を子どもでも理解できるよう解説している。本書は、自己学習だけでなく、教育の伴走者としても適している。
これ、今載せるべきかどうか迷ったけれど…。
以前、『プログラム×工作でつくるmicro:bit』をご紹介した中で、音楽プログラミングアプリ「Sonic Pi」について言及した。この本を読んだ時には、「自分はmicro:bitsを活用した工作について知りたかったんであって、Sonic Piを知りたかったわけではない」というような心理的な拒絶感があった。でも、Sonic PiはRaspberry Pi 3(ラズベリーパイ3、以下ラズパイ3)には標準搭載されているアプリだし、その製作者であるケンブリッジ大学のサム・アーロンはこれでTED Talkに何度か出演し、さらにライブコーディングの様子を動画配信もしている(下の動画をご参照)。
見て、正直、「面白そう」と感じた。
自分のWindowsマシンにSonic Piをインストールして、ちょっとだけいじってみた。ディスプレイ下方に出るヘルプ画面の中に、チュートリアルがあって、ここには解説文の日本語訳も出て来る。それに基づいて簡単なコードを入力して走らせると、確かに音が出る。自分のPCがシンセサイザーっぽくなる。
ただ、ラップトップのディスプレイは小さいので、チュートリアルを読むのにはちょっと苦戦もする。そこで、何か解説書がないかと探してみた。日本語のものは1冊しかないが、これがちょっと高い。英語版でもいいから手軽なものがないかとさらに検索すると、Kindle Unlimitedで無料ダウンロードできるやつがあった! 本書である。
本書は個人出版らしく、英文が文法的におかしかったり、見出しのナンバリングが途中で狂っていたりと、また、電子書籍版だからかコード入力の際のスペーシングが曖昧で読みづらかったりと、ちょっと課題も多かった。しかし、電子書籍版しかないし、フリーだし、とにもかくにもコーディングの基礎の基礎ぐらいはなんとなくつかめたので良かった。
そして、初心者なりに本書を参考にしつつやってみた成果が以下の通りである(動画、再生できないかもですが…)。
ちなみに、僕が他に持っているラズパイ3搭載機だと、Pi-Top 3(ラップトップ)はスピーカー内蔵じゃないのでヘッドホンをつなぐ必要があるが、ラズパイ3を外部ディスプレイにつないでみると、ディスプレイがスピーカー内蔵ならちゃんと音が出るのがわかった。例えば、ラズパイ3にプロジェクターと外付けスピーカーをつないだら、ライブコーディングはできそうな気がする。楽器演奏できなくても、ちょっとした余興にはなりそうだ。
でも、もうちょっとコーディングを学ぼうと思ったら、やっぱり高価でも日本語の解説書が、製本版で欲しいという気持ちになってしまった。
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