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『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』 [持続可能な開発]

「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる―――赤字知らずの小さなベンチャー「日本環境設計」のすごいしくみ

「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる―――赤字知らずの小さなベンチャー「日本環境設計」のすごいしくみ

  • 作者: 岩元 美智彦
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/10/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
BBC、CNN、NHK・・・全世界のメディアが大注目!
2015年10月21日、ごみであの「デロリアン」を動かした男、初の著書!!
イオン、セブン&アイ、良品計画、スターバックス、パタゴニア――なぜ世界中の企業が、この小さな会社のプラットフォームに次々と参入するのか?「今まで誰もできなかったこと」を次々やってのけたのは、知識も伝手もない42歳の元営業マンだった!?〈技術〉と〈しくみ〉と〈ブランディング〉で「リサイクルのグーグル」を実現した遅咲きの起業家が、その驚きのビジネスモデルの全貌を語る。

D社でこの本の編集を担当した方から勧められたので、読んでみることにした。8月上旬頃に個人的に盛り上がっていた「クリエイティブリユース」の流れで気になっていた本でもある。もう1冊D社の編集者の方に勧められたのが、出雲充『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』だったが、こちらはすでに1年前に読んでいた。

当然、類書としてこのユーグレナ社の創業者のストーリーとの比較になってしまうのだが、どちらもそのアイデアを思い付いた人が東大の理学部出身の研究者と組んで実験に実験を重ねて成果を出してきたベンチャーだが、どちらがどん底を経験していたかというと、実はユーグレナの出雲氏の方である。

本書の著者の岩元氏がこのベンチャーを始めたのは繊維商社の営業などで相当経験積んでからだし、コットンからバイオエタノールを作るとか、化繊から化繊を再生するとか、これはこれでかなり有望な技術だというのはわかる。でも、印象としてはこのアイデアを思い立ってから実用化に至るまでの過程がけっこう順調で、あっという間にものにした印象が強い。あまりドラマチックじゃなかった。それと、同じことが僕にできるかというと、完全無欠すぎて手が出せない気がしてしまったのである。

それは差し置いても、このベンチャーも技術の普及がもっと進んだら、この世界を変える破壊力は相当あることは間違いない。理解はするけれども、自分を行動に走るよう背中を押してくれわけじゃないなと思ってしまった。著者の岩元さん、生意気言ってごめんなさい。

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