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土地利用証明書と請負農業 [ブータン]

LUC利用のプロジェクト2件、タシガンで始まる
Two projects on land use certificate inaugurated in Trashigang
Kuensel、2018年7月30日、Younten Tshedup記者(タシガン県ルマン)
http://www.kuenselonline.com/two-projects-on-land-use-certificate-inaugurated-in-trashigang/
2018-7-30 Kuensel02.jpg
【ポイント】
7月29日、タシガン県ルマン、ヤンニェルの2ゲオッグ(郡)において、土地利用証明書(LUC)に基づく2つのプロジェクトの開始式典が開催された。38人の求職中の若者を傭上、請負農業による商業生産を目指す。LUCを用いたプロジェクトは、昨年、国王がルンツィ県で行った土地喜捨(キドゥ)の1コンポーネントとして始まったもの。

ルマンの場合は、ワムロン~サムドゥップジョンカル間の国道上のリサブ分岐点から3キロほど離れたケリという集落の、19エーカーの土地を活用する。海抜が1600~1800メートルあり、キヌアやアスパラガス、ソバ(スウィートバックウィート)、野菜生産等に向いている。

ケリ集落の若者1人、タンディン・ワンモさん(21歳)によれば、彼女はクラス10(日本の高1に相当)を終えた後、大学に進むことができずティンプーの警備会社で働いた。しかし、彼女は村に戻ってきて働きたかったので、村長からLUCについて聞かされた時は、これは自分が求めていたチャンスだと思ったという。

LUCプロジェクトの開始式典は、先週はタシヤンツェ県でも開催。今週以降はサムドゥップジョンカル県とペマガツェル県でも開催される予定。

◇◇◇◇

最近、「LUC」という言葉をちょくちょく耳にするようになった。出所は国土地理院(National Land Commission)の関係者ばかりで、彼らの説明によると、LUC担保に銀行融資を受けられるのだという。国王が貧困世帯に土地を付与するキドゥの話はよく聞くが、その土地で各世帯が個別に何かの事業をやるというよりは、その土地を数世帯でプールして、共同事業として銀行融資を受けようと推奨するものなのだろうと想像する。(あくまで想像です。NLCのHPには描かれていません。)

これも、地方で若者の働く機会を作ろうとする、政府の方策の1つなのだろう。

これとは別の文脈で、サムドゥップジョンカルの企業が、キヌアを政府公定価格よりも高値で買い取るオファーをしている話を耳にした。東部でもキヌアを作っているんだというのがその時の驚きだったのだが、このLUCを利用したルマンの請負農業の話と、何だかセットになっているんじゃないかと思えてきた。(但し、この企業がそんな高値をオファーできる根拠はよくわからないのだけれど。どこにどうやって売るつもりなのか…)

もう1つの驚きは、ブータンのソバって全部苦い品種なのかと思っていたら、どうやら東部のソバには苦くない(甘い?)品種があるらしいというのが垣間見えた記事だったからだ。ブータンのソバって日本のようなお蕎麦にして食べるには向かないと勝手に想像していたが、ちょっと前に東部モンガル県のソバが実のまま日本に輸出されて、石川県の佛子園の施設で出される「ブータン蕎麦」として使われていると耳にして意外に思ったし、このタシガンの「スウィートバックウィート」というのも、「スウィート」と付くぐらいだから苦味がきついというものではないのだろう。

そういえば、最近、サムドゥップジョンカル・イニシアチブ(SJI)という東部の市民社会組織(CSO)のFacebookで、8月1日から4日にかけて、サムドゥップジョンカル県北部のオロン・ゲオッグを対象に、地元農作物を使った食品加工の研修をやっていると出ていたが、そこに掲載されていた写真が明らかにソバを使ったクッキーだった。オロンや隣りのペマガツェル県シュマル・ゲオッグあたりは海抜がルマンよりも数百メートル低いと思っていたが、そこでもソバが作付されているんだというのをこのSJIのFacebookで知った。東部産のソバって、ちょっと賞味してみたいなという気がする。

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