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ブータン、ロボコン参加へ [ブータン]

ブータン、ロボコン参加へ
Bhutan to participate in robotics competition
Kuensel、2018年5月12日、Phurpa Lhamo記者
http://www.kuenselonline.com/bhutan-to-participate-in-robotics-competition/

2018-5-12 Kuensel.jpg

【ポイント】
今年8月にメキシコシティで開かれる国際ロボットオリンピックに、ブータンから3人の代表選手が参加する。ファブラボ・ブータンでは国内予選に向けたエントリーを募集している。

FIRSTグローバルというNPO主催で毎年開催されているもので、昨年は170カ国から参加。今年のテーマは「エネルギー・インパクト」で、参加者年齢は14歳から18歳まで。

既にリンズィン・ツィテン君(18歳)の選出が11日に決まった。リンズィン君は、2016年にクラス12(高校)を終え、ファブラボで5カ月ものづくりの実践経験を積んできた。

ファブラボ・ブータンのツェワン・テンジン・ラブテンマネージャーによると、人選は必ずしもファブラボの会員である必要はなく、15日までは応募を受け付けているとのこと。締切後、候補者を10人から20人に絞り込む。その上で、ロボコン参加に向け、ファブラボでは短期の集中訓練を行う予定。

今のところ、25件を超えるエントリーがある。ほとんどがティンプーの生徒だが、女子はいないという。リンズィン君は、「ブータンには資源もなく、ロボットについて議論するようなコミュニティもないので、ロボットに関心を持っている人の集まれるようなプラットフォームがありませんでした。ファブラボを通じて、僕たちはお互いに会う機会ができ、イノベーティブなプロセスに関われる資源へのアクセスもできました」という。

◇◇◇◇

年初に述べた通り、僕は帰国後自分の見てきたブータンの今について、1冊の本にまとめたいと思っている。その前に書き溜めてあった英文の論文をまとめて、ブータンで出版するという目標があって、今は1章分新たに書き下す作業をしていて、それが終わると既に書いて発表済みの一部の論文を加筆修正して、7月にはこちらの出版社との交渉に入るつもりでいる。日本語書籍についてはその後になる。

英文書籍でも1章はファブラボに充てることになる。ブータン国内での普及を図るためには文章化しておくことも必要だと思って、既に1本論文にしているからだ。そして、それらをベースにして日本語書籍の記述の中心に位置付けているのも、ファブラボである。だから、新聞でファブラボが取り上げられれば、それは備忘録的にもブログで紹介しておきたい。

リンズィン君のことはよく知っている。彼はファブラボでドローンを試作して教育大臣の前で飛ばしたこともある若者だ。ファブラボに集う多くの若者が大卒なので、当然彼もそうだろうと思っていたから、新聞記事に高卒の18歳とあったのを見て、ぶったまげてしまった。実物の彼はもっと貫禄あります(笑)。

当然、8月のロボコンのこともファブラボで聞いていた。FIRST Global Challengeというタイトルで、FIRSTグローバルという国際NPOが主催する。今回はメキシコシティ開催だが、近々日本開催が予定されているとも聞いた。ブータン代表が日本ラウンドに参加する時は、受入れに一役買いたいと思う。ブータンファンの読者の方々も、是非ご協力下さい。



さて、このロボコンの参加者資格が18歳までなのでもう無理だが、うちの機械工学専攻の長男は今何しているんだろうとふと思った。うちの子どもたちの中で唯一未だブータンに来たことがないのが長男なのだが、ブータンに来てファブラボの若者やCST、JNECの学生たちと拙い英語で交流して、どんな化学反応が起きるのか見てみたいという気持ちがある。夏休みどう過ごすつもりなんだろうか。今度訊いてみよう。

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