東西ウォーカー、東部を北上中 [ブータン]
腎臓にやさしい健康生活啓発ウォーク始まる
Awareness walk on kidney health begins
Kuensel、2017年6月5日、Kelzang Wangchuk記者(サムドップジョンカル)
http://www.kuenselonline.com/awareness-walk-on-kidney-health-begins/
【ポイント】
王妃の誕生日を祝う6月4日、ブータン腎臓病財団のメンバーであるツェテン・ドルジ氏とボランティアのチミ氏が、8県カバーに向け、サムドゥップジョンカル市をスタートした。僧侶や財団関係者、一般市民が同市ゲートまで一緒に歩いた。
長距離徒歩行の目的は、活動的なライフスタイルの促進という同財団の活動を支援し、健康維持の重要性を訴えること。勿論、健康な腎臓の維持も含まれるのは言うまでもない。
ツェテン・ドルジ氏(43歳)は元ツアーガイド。数年前、腎臓に疾患を持つ女の子のドキュメンタリーを見て、何の支援も受けられないその子の生活に衝撃を受けたという。その日からこの企画を温め、ファンドレイジングと腎臓疾患に関する啓発をやりたいと考えていた。
これに同行するチミ氏(49歳)は、太陰暦の4番目の月は縁起が良いので、ブータン腎臓病財団がこの徒歩行を計画したのを知り、同行したいと考えたという。ツェテン氏が腎臓疾患の啓発を行うのに対し、チミ氏は道中、仏教について話していきたいという。
同財団関係者によれば、これにより財団はファンドレイジングを行いたいという。1ニュルタムであっても財団にとっては貴重な資金であり、共感していただける市民には是非イベントに参加して寄付をお願いしたいと呼びかけている。
一方、同財団は首都ティンプーでも4日、王妃の誕生日を祝い、財団関係者と人工透析患者、腎臓移植受益者とその家族などとともに、クエンセルポダンの大仏の下で、バターランプ灯火を行った。
少し前に、「こいつはスゴイ!ブータン東西単独徒歩行」という記事でご紹介したツェテン・ドルジさんの続報。チミさんという同調者が加わり、「単独」ではなくなったけど、予定通り4日にサムドゥップジョンカルを出発し、北上を続けている。既に2人はタシガン県に入っており、昨日(9日)はシュワブツェ・カレッジの学生の歓迎を受けたらしい。まずは順調なすべり出しである。
時間があったら合流したいところであるが、車で片道最低2日かかるところを歩いておられるので、まだまだ僕らが飛び入りで行ってなんとかなりそうなところではない。せめて、シムトカからティンプーの時計塔広場まで歩くという最終日の行程ぐらいは一緒に歩けるといいと思うが、いちばんきついのはこれからの1週間ぐらいだろう。
何かというとブータンに事務所を構えている大手の国際協力機関に、官民ともども安易に支援を求めようとするこの国で、自力で普及啓発活動を展開し、ファンドレイジングもやろうとしている市民社会組織というのはそれだけでもすごいことである。市民の1人としてはこうした自助努力には敬意を表して寄付をしてもいいかなと思うが、それももうちょっと首都に近づいてきてからということになるだろう。
実を言うと、眞子様御一行が花博開会式典に出られていた4日(日)のまさに同じ時間帯。この記事の最後にチョロっとだけ出てくるクエンセルポダン(ブッダポイント)でのバターランプ燈火の儀式に呼ばれて出てい(下写真参照)た。これもブータン腎臓病財団のタシ・ナムゲイ代表からお誘いを受けて急遽決めたものだ。
日本から詰めかけたメディアの方々の注目は当然メモリアル・チョルテンでの花博に集まっていたと思うけれども、同じくこの日はジェツン・ペマ王妃の誕生日でもあったわけで、各地で王妃の誕生日を祝う式典が開かれていた。そのこともシェアしておきたくて、このブータン人ウォーカーのお話を再び取り上げた。
Awareness walk on kidney health begins
Kuensel、2017年6月5日、Kelzang Wangchuk記者(サムドップジョンカル)
http://www.kuenselonline.com/awareness-walk-on-kidney-health-begins/
【ポイント】
王妃の誕生日を祝う6月4日、ブータン腎臓病財団のメンバーであるツェテン・ドルジ氏とボランティアのチミ氏が、8県カバーに向け、サムドゥップジョンカル市をスタートした。僧侶や財団関係者、一般市民が同市ゲートまで一緒に歩いた。
長距離徒歩行の目的は、活動的なライフスタイルの促進という同財団の活動を支援し、健康維持の重要性を訴えること。勿論、健康な腎臓の維持も含まれるのは言うまでもない。
ツェテン・ドルジ氏(43歳)は元ツアーガイド。数年前、腎臓に疾患を持つ女の子のドキュメンタリーを見て、何の支援も受けられないその子の生活に衝撃を受けたという。その日からこの企画を温め、ファンドレイジングと腎臓疾患に関する啓発をやりたいと考えていた。
これに同行するチミ氏(49歳)は、太陰暦の4番目の月は縁起が良いので、ブータン腎臓病財団がこの徒歩行を計画したのを知り、同行したいと考えたという。ツェテン氏が腎臓疾患の啓発を行うのに対し、チミ氏は道中、仏教について話していきたいという。
同財団関係者によれば、これにより財団はファンドレイジングを行いたいという。1ニュルタムであっても財団にとっては貴重な資金であり、共感していただける市民には是非イベントに参加して寄付をお願いしたいと呼びかけている。
一方、同財団は首都ティンプーでも4日、王妃の誕生日を祝い、財団関係者と人工透析患者、腎臓移植受益者とその家族などとともに、クエンセルポダンの大仏の下で、バターランプ灯火を行った。
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少し前に、「こいつはスゴイ!ブータン東西単独徒歩行」という記事でご紹介したツェテン・ドルジさんの続報。チミさんという同調者が加わり、「単独」ではなくなったけど、予定通り4日にサムドゥップジョンカルを出発し、北上を続けている。既に2人はタシガン県に入っており、昨日(9日)はシュワブツェ・カレッジの学生の歓迎を受けたらしい。まずは順調なすべり出しである。
時間があったら合流したいところであるが、車で片道最低2日かかるところを歩いておられるので、まだまだ僕らが飛び入りで行ってなんとかなりそうなところではない。せめて、シムトカからティンプーの時計塔広場まで歩くという最終日の行程ぐらいは一緒に歩けるといいと思うが、いちばんきついのはこれからの1週間ぐらいだろう。
何かというとブータンに事務所を構えている大手の国際協力機関に、官民ともども安易に支援を求めようとするこの国で、自力で普及啓発活動を展開し、ファンドレイジングもやろうとしている市民社会組織というのはそれだけでもすごいことである。市民の1人としてはこうした自助努力には敬意を表して寄付をしてもいいかなと思うが、それももうちょっと首都に近づいてきてからということになるだろう。
実を言うと、眞子様御一行が花博開会式典に出られていた4日(日)のまさに同じ時間帯。この記事の最後にチョロっとだけ出てくるクエンセルポダン(ブッダポイント)でのバターランプ燈火の儀式に呼ばれて出てい(下写真参照)た。これもブータン腎臓病財団のタシ・ナムゲイ代表からお誘いを受けて急遽決めたものだ。
日本から詰めかけたメディアの方々の注目は当然メモリアル・チョルテンでの花博に集まっていたと思うけれども、同じくこの日はジェツン・ペマ王妃の誕生日でもあったわけで、各地で王妃の誕生日を祝う式典が開かれていた。そのこともシェアしておきたくて、このブータン人ウォーカーのお話を再び取り上げた。
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