SSブログ

緑化公社の発足 [ブータン]

ブータン緑化公社発足
Green Bhutan Corporation launched
Kuensel、2017年1月4日、Tshering Palden記者
http://www.kuenselonline.com/green-bhutan-corporation-launched/

2017-1-4 Kuensel.png

【ポイント】
1月3日、農業セクターにおける第二の国有企業(SOE)として、ブータン緑化公社(Green Bhutan Corporation)が発足した。CEO含めてスタッフ6名での出発、ティンプー郊外のシムトカ地区の賃貸アパートの1室をオフィスとして、小規模での船出となった。

ブータン緑化公社の事業優先分野は今後検討されるものの、発足式に同席したイシ・ドルジ農業大臣によると、景観改善や花卉園芸、都市緑化等の分野での収入創出活動が中心となるとのこと。初年度の事業予算は3,300万ニュルタムで、同公社は今年6月までに298人の新規雇用を予定している。

公社発足のきっかけは、2014年の花博覧会における国王演説である。この中で、国王は、「我々が住む場所は清潔で、安全で、よく組織され、美しくなければならない。それが国の統一性、国のプライド、そして我々の明るい未来を醸成する。これもまた国づくりのあり方の1つだ」と述べている。

同公社は、ブータンをより緑多い国にすることを目指し、毎年植林や森林回復活動を展開する。加えて都市における花壇整備や植樹も徐々に地方都市へと展開していく見通し。

農業セクターのSOEは、第1号の農業機械化公社(FMCL)が昨年8月に発足。農業省によれば、年内には第三の農業セクターSOEが家畜分野で発足を予定している。

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

年が明けてから間もなく10日が経つが、ティンプーに住んでいてちょっと気になっていることがある。僕は年明けからほぼ毎日のように朝のジョギングを行っているが、毎日通るタシチョゾン(政庁)近くの一角で、柳の木がバッサリ伐られた区画が存在する。かなり太い柳の木で、何本も伐られて区画内の松の木を除いて全部伐採されているので嫌でも目立つ。それも、1日で全部伐採されていて、前日通った時には柳の並木道だったのに、翌朝は無残な柳の幹だけが残っている。驚いた。実に思い切ったことをやるもんだと、正直戸惑った。

2017-1-8 Jog.jpg
《見るも無残な柳の木、今後どう変わっていくのだろうか…》

CEOを含めても6名しかいない新公社の初仕事がこれだとは思いたくはないが、タイミングとしては妙に符合する。ましてやこの区画の所管は農業省らしいので、新公社の初仕事がこの区画を花壇か他の樹種の植樹でリノベでもしようということなのではないかと想像する。

いずれにしてもこの区画が今後どう変わっていくのかは要注目だ。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0