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三鷹国際交流協会国際理解講座(2月22日)のお知らせ [地域愛]

今週、日本政府が障害者権利条約の批准書を国連に提出したことが一部メディアで報じられました。2008年5月に発効したこの条約、日本では国内法の整備が不十分だったので批准手続きがなかなか進まず、5年以上かかってようやく批准にこぎ着けたのだそうです。批准は世界で141番目。日本では2月19日から条約が有効とか。

そんな折も折の2月22日(土)に、公益財団法人三鷹国際交流協会(MISHOP、ミショップ)では、障がい者と日本社会といったテーマで国際理解講座を開くことになりました。

MISHOPでは、年に2回、内外の有識者を招いて、世界の政治、経済、文化、社会など、幅広いテーマについて、市民向けの国際理解講座を開いています。 今回は、昨年、『わが盲想』という著書をポプラ社から出版されたスーダンからの留学生、モハメド・オマル・アブディンさんを講師としてお招きすることになりました。

アブディンさんには、ご専門の平和構築・紛争予防ではなく、視覚に障がいを持って日本で暮らしていくにあたって、僕たち市民がなかなか気づかない大きな困難がどこにあるのかを考えるきっかけとなるようなお話をしていただきたいと考えています。
スーダンの視覚障がい者が見た日本社会
(手話通訳付き)

講師:モハメド・オマル・アブディンさん(東京外国語大学大学院、三鷹市在住)

内容紹介:
 スーダン生まれのアブディンさんは、視覚に障がいがありました。19歳で日本の障がい者団体の奨学金をえて、鍼灸を学ぶために来日。その後筑波でコンピュータを学び、さらには日本文化を学ぶために東京外国語大学に進学しました。
 視覚に障がいを持つゆえに、日本での生活にはさまざまな困難が立ちはだかりました。しかし、アブディンさんはもちまえの明るさでそれらを見事に克服、オヤジギャグを連発できるほどに日本語も上達しました。でも、学生寮の個室生活にさびしさを感じたり、東日本大震災の際にはその大きなゆれに驚き、ご家族の安全も考えて九州にまで避難するという経験もされました。
 日本に住んで15年、視覚に障がいを持って日本で暮らすにあたって、言葉や習慣以外にも、私たちには当たり前のものの中に、なかなか気づくことが難しい困難があるかもしれません。全ての人々にとって不自由のない社会とはどうあるべきなのか、アブディンさんの15年間の足跡をふりかえりながら、考えてみたいと思います。

日時:2014年2月22日(土) 14時から16時まで (13時30分より受付開始)

場所:三鷹国際交流協会会議室 (三鷹市下連雀3-30-12 三鷹中央通りタウンプラザ4階)

申込み:三鷹国際交流協会まで、直接電話の場合は0422-43-7812、
または下記の協会ホームページからオンラインで申し込みいただけます。
URL:http://www.mishop.jp/event/event.php?id=e03371&y=2014

わが盲想 (一般書)

わが盲想 (一般書)

  • 作者: モハメド・オマル・アブディン
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/05/16
  • メディア: 単行本

タグ:三鷹
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