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ドラゴンズの来季監督は?(その3) [ベースボール]

中日新監督に谷繁急浮上!ヘッドコーチに森繁和氏
サンケイスポーツ 10月8日(火)5時0分配信
 中日の次期監督候補に谷繁元信捕手(42)が急浮上したことが7日、明らかになった。高木守道監督(72)の後任として、球団内で評価の高い谷繁を推す声が高まった。2011年まで落合博満監督を支えた森繁和氏(58)=野球評論家=がヘッドコーチとして復帰する構想も判明。今季12年ぶりにBクラスに沈んだ中日の監督問題が一気に動き出す。
 高木監督の後任人事を急ぐ中日が、とっておきの切り札をリストアップした。42歳の現役捕手、谷繁が後任候補に急浮上したことが判明した。
 12年ぶりのBクラスが決まり、高木監督の今季限りでの退団が決定。8日に白井文吾オーナー(85)へ“退任挨拶”をする予定だが、同オーナーと球団フロントは後継監督について、水面下で調査を進めていた。同オーナーは6日、「悩んでおる。名前があまり浮かばない。名案があるわけではない。勝てるチームをつくるにはどうすればいいのか」と話していただけに、谷繁擁立の動きはまさに急展開だった。
 球界一といわれるインサイドワークを持ち、チーム全体を見渡すことができる扇の要。打撃でも今年5月に通算2000安打を達成するなど、落合前監督が「いい指導者になるよ」とお墨付きを与えたほどの人材だ。横浜(現DeNA)からフリーエージェント(FA)での入団で“外様”とはいえ、早い段階から将来の幹部候補生として嘱望されていた。
 関係者の話を総合すると、白井オーナーの初期構想は、落合博満前監督の再登板だったもよう。8年間でリーグ優勝が4度、日本一が1度と輝かしい成績を残した。その一方で、落合監督を含めたスタッフの人件費の高騰が球団経営を圧迫したのも事実。2011年限りで契約を更新せず、退任していた。
 「10月に入ってオーナーと話はしている」(坂井克彦球団社長)という球団フロントは一時はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で打撃コーチを務めた生え抜きOBの立浪和義氏(44)の擁立を目指した。だが、2009年の引退から4年が経過。若返りを図るチームの内情に精通しているとは言い難く、スムーズなバトンタッチへの慎重論が浮上した。
 そこで浮かび上がったのが谷繁監督プランだった。プロ25年目でこれまで多くの指揮官に仕えた経験に注目。落合政権下では優勝するチーム作りのノウハウにも接しており、現状を十分に理解している。2チームに在籍したことで、球団の枠を超えたネットワークの広さも魅力だ。さらに谷繁をサポートするために、落合監督を投手コーチとして支えた森繁和氏をヘッドコーチとして入閣させることも検討されている。ブランコ(現DeNA)らの獲得に尽力した森氏は、新外国人調査のためにドミニカ共和国に向かっているという情報もある。
 谷繁監督が捕手兼任になるのか、現役を退いて監督に専任するかは今後の話し合い次第になる見込み。今季、セ・リーグ全5球団に負け越した竜が谷繁監督の下、巻き返しを図る。

―――まさかこの話題が3週目に入っても続いているとは思わなかった。

2年前の落合監督退任の際には9月下旬のヤクルトとの天王山の直前に、「後任・高木守道」とともに発表され、そのあまりの用意周到ぶりに多くのファンから反発を喰らった球団が、今回は後任監督選びにもたついている。高木監督の契約が2年で切れることは最初からわかっていたわけで、しかも今季の成績低迷を考えたら契約更新なんてあり得ないということも早い段階からわかっていた筈なのに、なんでこんなにすんなり決まらないのだろうか。

10月8日(木)の朝の通勤時、駅のキオスクでサンスポの1面に「谷繁」という文字が踊っているのを見て、仰天してしまった。ヤクルトが古田敦也捕手兼任監督でうまくいかなかったのが記憶に新しいのに、中日球団はなんで同じ轍を踏もうとしているのだろうか。いずれ谷繁が監督になるのはあり得るとしても、本人が現役続行で「引退」の二文字を口にすらしていないのだから、来季というのは絶対ないと思っていた。

既に立浪案は消えているみたいだし、ここ1週間ほどの報道を振り返ると、落合案というのも、高額年俸だか球団関係者の抵抗感が相当に根強いからだかわからないが、これもどうもなさそうな感じだ。オーナーと球団の間の綱引きで双方が推していた候補が相討ちで消えてしまったわけで、谷繁案なんてのは苦肉の策としか思えないし、チームの再建をそのチームの崩壊プロセスの中にいた選手にやらせるというのは、どうなんだろうか。まして谷繁が同じくチームの栄光期と転落プロセスをともに味わってきたアラフォーのベテラン、和田や井端らに対してどこまで強いことが言えるのかどうかがわからない。

高木監督の無能すぎる采配の影響がなかったとは言わないが、僕はそれでも大人の選手は自分たちで自分たちの市場価値を貶めるようなことはしたくはないだろうと思っていた。チーム成績が低迷した原因は、監督采配だけでなく選手にもある筈で、環境に流されてチーム低迷の片棒を担いでしまったような当事者に、チーム再建の重責が担えるとは思えない。谷繁には申し訳ないけれど、投手の見切りが早すぎて中継ぎ・救援陣が疲弊した今季の投手成績の全体的な悪さを見ていると、監督の用兵に時々抵抗していた今中投手コーチだけでなく、捕手だった谷繁は何も言っていなかったのかどうかが気になる。監督を思い止まらせるのに何らの行動も起こしていなかったのだとしたら、ちょっと残念だ。

チーム再建を託すなら、今チーム内にいる人よりも、外から招聘した人に任せるべきだろう。どうしてもOBじゃなきゃいけないというのなら、牛島和彦氏や与田剛氏がいるじゃないか。牛島氏なんか、球団と待遇面で揉めてトレードで放出されたのではなく、将来の幹部候補込み込みで泣く泣くロッテに放出したんだなかったっけ?

今日は本当は別の話題にしたかったのですが、「谷繁監督」案が出てきたことについてはひとこと言っておきたいこともあり、記事を変更することにしました。既に中日新聞(東京新聞)の今日の朝刊は「中日新監督に谷繁」という記事まで載せている。もう決まりなんだろうが、なんだか釈然としないものが残った。
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Sanchai

これに「落合GM就任」というのがくっつくのだそうです。まあ、落合GM-谷繁監督-森投手コーチというのはチーム編成上かなり面白い構成だと思いますし、ヤフコメなどでは歓迎する声が多く寄せられていますが、歓迎はいいから、ナゴヤドームにもっと観戦に行かないといけません。

ファンの声はある程度は球団に届いたのだと思うから、次はファンが球団の期待に応えないと…。
by Sanchai (2013-10-09 08:25) 

いっぷく

谷繁監督ではうまくいかなくて、傷つく前に退任
落合再登板含みだと思いますよ。
一応こうしないと財界を納得させられなかったからそうしただけで。
by いっぷく (2013-10-11 02:51) 

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