インド・ハンセン病セミナー(7月16日)のご案内 [インド]
人間の安全保障展関連セミナー7月16日(火)夜、東京・市ヶ谷でインドのハンセン病に関するセミナーが開催される。情報拡散に協力を求められたので、この場を借りてご紹介させていただきたい。
底辺から社会を動かす-インドのハンセン病回復者の挑戦から学ぶこと
◆日時: 2013年7月16日(火曜日)19時から20時30分
◆会場: JICA市ヶ谷ビル 6階 セミナールーム600
◆主催: JICA地球ひろば 協力:日本財団
JICA地球ひろばは、市民の皆さまに幅広く国際協力の重要性を知っていただくため、開発途上国の実情や世界の諸問題を紹介する展示や、イベント・セミナーを多数開催しています。今回は人間の安全保障展関連セミナーとしてインドのハンセン病回復者を対象とした日本財団の活動をご紹介します。
病気にかかると、生まれ育った村から追い出される。病気が治ったのに、仕事に就けず物乞いをせざるを得ない。親がかつてハンセン病を患ったというだけで、学校から入学を断られる。そのような厳しい差別に直面している人々が、世界には現在も多く存在します。
病原菌によって皮膚や神経が侵される「ハンセン病」。外見に変形をもたらすことから、偏見と差別の対象になりやすい病気です。1980年代に有効な治療薬が開発され、早期診断・治療がされれば後遺症も残ることはありません。しかし、医学の進歩とは別に、社会には根強い差別が残っています。
日本財団は、ハンセン病とそれにまつわる差別をなくすための活動に1970年代から取り組んでいます。中でも世界最多の約120万人のハンセン病回復者が暮らすインドにおいて、ハンセン病回復者の経済的自立と当事者のエンパワメントに力を入れて取り組んできました。
社会の底辺で暮らすハンセン病回復者たちがどのように立ち上がり、社会的・経済的な立場を回復し、権利を得るための活動を広げてきたのでしょうか。2年間にわたり、インド18州をまわってハンセン病回復者たちと共に活動された財団職員の粟津 知佳子氏をお招きし、その経験から学んだことをお話しいただきます。
◆講師: 粟津 知佳子氏(日本財団 国際協力グループ)
【略歴】2004年上智大学卒。2004年日本財団に入職。2008年より国際協力グループ所属。
2010年11月から2013年4月までインド・ニューデリーのササカワ・インド・ハンセン病財団へ出向。
ハンセン病回復者の社会的・経済的自立支援と差別をなくすための啓発事業に取り組んでいる。
◆対象: ご興味のある方ならどなたでも
◆定員: 90名(先着順)
◆参加費: 無料
《セミナーチラシ(クリックすると拡大表示されます)》
事前申込みは、下記のJICA地球ひろばのURLからお願いします。
http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201307.html#a01-0716-01
コメント 0