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危機感ないのか名古屋のマスコミ [ベースボール]

月刊 Dragons (ドラゴンズ) 2013年 06月号 [雑誌]

月刊 Dragons (ドラゴンズ) 2013年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中日新聞社
  • 発売日: 2013/05/22
  • メディア: 雑誌

月1回、月刊ドラゴンズが発売になる頃にはドラゴンズの戦いを評してみたいと思うのだが、せっかく4連勝と好スタートを切ったセパ交流戦も、アウェイになった途端に連敗の泥沼に突入していつの間にか交流戦勝率も五割を割ってしまった。先発が持たないばかりか出てくる中継ぎも打たれまくりだ。中継ぎの調子が良くないから余計に先発投手陣が緊張して良い成績が納められないのだという分析を評論家はしているが、多少なりとも先発が踏ん張っていても監督の見切りは早く、4、5回で先発を降板させるケースが目立っている。

高木守道監督の采配がよくわからないものが多いのは相変わらずだが、このところのドラゴンズの戦いぶりを見ていると、投手も投手でちゃんとしろよと言いたくもなる。中継ぎが逃げ切りにしても敗戦処理にしても同じ投手が登板させられていて、酷使されていてかわいそうだという意見もあるが、ドラゴンズのブルペンに勝ちゲーム用、負けゲーム用で完全分業ができるほど投手が揃っているとも思えないし、どうせ4回程度しか持たないなら中6日のローテーションは先発投手陣を甘やかせ過ぎで、それだったら前回登板で4回持たなかった先発投手は次回の先発までに1、2回中継ぎで投げさせるぐらいの責任の取らせ方をしてもいいように思う。

監督と投手コーチを更迭して新しい人を連れてこればチーム浮上のきっかけになるというのはその通りかもしれないが、打たれ過ぎの先発投手陣に責任がないとは僕は思わない。せっかく打撃陣が奮起して序盤に逆転しても、簡単に本塁打で再逆転を許す先発投手は情けない。大野や山内を見ていて特にそう思う。

さて、今月の月ドラに話を移そう。正直、谷繁2000本安打がかすんでしまうぐらいに今のドラゴンズは低迷していると思うが、そうした現実を直視せずに、こういう、今月良かったところを過剰に膨らませた雑誌編集をやっているのはいかがなものかと思う。危機感ないんじゃないのか中日スポーツ。ファンは既に離れはじめているぞ。

一方、山崎がインタビューで「元気なのに、なんで2軍にいるんだろう」と答えているが、そんなの「打てない」からに決まってるじゃないかと突っ込みたくなった。年齢を理由にして疲れが残るからハードな練習はやらないとも答えている。聞き手の鹿島がこれに肯定的に応答しているのも悲しい。同じ40代のおじさんでも、自らに相当ハードな練習を課す山本昌と、疲れが残るからハードな練習はやらないと言ってる山崎を比べると、山崎がチームにいることで周囲の野手も練習をあまりしなくなるようなマイナスの影響があるのではないかとかなり危惧してしまった。

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