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おめでとう、リョウくん [朝井リョウ]

『桐島、部活やめるってよ』
実は作者の朝井リョウは、僕の高校(岐阜県立大垣北高校)の後輩である。読む際の動機ではなかったのだが、登場人物のセリフが妙に岐阜の方言が入っていたのが気になり、それで調べてみたところ、案の定そうだったというわけだ。北高には映画部や女子ソフトボール部はなかったので、描かれている場面をそのまま北高とその周辺の施設にあてはめて読むことは難しいけれど、作品に登場する「マック」がどこのマックを想定していたのかは容易に想像がついたし、登場人物が電車通学などしているものなら、ああこれは作者が住んでいた不破郡を想定しているんだなと想像した。
今から2年前、『桐島、部活やめるってよ』を読んで自分の母校の後輩だと知って以来、僕は朝井リョウという作家を追いかけてきた。昨年夏に小学校の同窓会が行なわれ、小学校時代についできごころで「好きだ、結婚してくれ」と放言してしまった相手の女の子から、「リョウ君は北高で娘の同級生だったので応援してね」と言われ、ますます応援にやる気が出た(笑)。

そんなリョウ君が昨日、とうとう直木賞を受賞した。
おめでとうございます!
リョウ君を勝手に応援するサポーターを自認するわりに、僕はまだ彼の最新作『何者』を読んでいないのが恥ずかしいので、至急読むようにしたいと思う。前回候補作になった『もういちど生まれる』は、個人的にはイマイチの作品だったので、逆に今回受賞作となった『何者』には期待したいところ。著者本人が20代前半であることから勢いのある作品が多い印象だが、歳を重ねるにつれて作風がどう変わっていくのか興味もある。

母校も盛り上がっているだろうな。
奥田英朗、池井戸潤、朝井リョウ…。岐阜県出身の直木賞作家が多いな。
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