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日印国交60周年セミナー第1弾のご案内 [インド]

知り合いから集客を頼まれて、下記のセミナーについてご案内させていただきます。私のブログの読者で、東京周辺に在住の方がいらっしゃったら、是非会場に足を運んでやって下さい。

JICA地球ひろば日本インド国交60周年関連セミナー
演題1:「草の根海外協力―インド農村に40年生きて―」
     牧野 一穂氏(NPO法人「アーシャ=アジアの農民と歩む会」理事長)
演題2:「お母さんと赤ちゃんの相談役VHV(農村保健ボランティア)が
   起こす村落女性のエンパワーメント」

     三浦 孝子氏(保健師、助産師、開業助産院「たんぽぽ母乳育児相談室」主催)

  日時:11月29日(木)18時30分から20時15分
  場所:JICA市ヶ谷ビル 6階 セミナールーム600
  定員:90名(先着順)
  住所: 東京都新宿区市谷本村町10-5
  会場への行き方:
    JR中央線・総武線 「市ヶ谷」 徒歩10分
    都営地下鉄新宿線 「市ヶ谷」A1番出口 徒歩10分
    東京メトロ有楽町線・南北線 「市ヶ谷」4番/6番出口 徒歩10分
  地図:http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
  主催:JICA地球ひろば
  申込:下記まで電話またはEメールにて、お名前、連絡先・ご所属を お知らせください。
     ホーム―ページからもお申込みいただけます。
  問合・申込先:JICA地球ひろば 地球案内デスク (tel:0120-767278 、
       e-mail:chikyuhiroba@jica.go.jp)
イベント内容

日本とインドの国交が樹立されてから今年で60年になります。日本はインドに対し、さまざまな分野で協力を行っていますが、 今回は農村開発と保健医療分野の取り組みに焦点を当てたセミナーを開催します。

アーシャ=アジアの農民と歩む会(以下、「アーシャ」)は、JICA草の根技術協力事業の支援を受けながら、 インドの農村で生活向上に取り組んでいるNPO法人です。今回は、理事長の牧野一穂氏と、 アーシャから要請を受けて母子保健活動を行っているJICA専門家の三浦孝子氏をお迎えし、インドでの活動をご紹介いただきす。

まず牧野氏からは、「草の根海外協力―インド農村に40年生きて―」というテーマで、 インドの農村開発に半生をかけてこられた体験を語っていただきます。 インドでは1960年代の大干ばつの際に他国から稲や麦の新品種を取り入れ、 また1970年代からは「緑の革命」が進んで食糧増産に転じましたが、その弊害も顕著に表れ出しました。 特に農村における貧富の差の拡大、多量の肥料・農薬使用による病虫害の続出、土壌の劣化が顕著に見られ、 「持続可能な農業」がアーシャの取り組む大きな課題となりました。 また、農業生産の6、7割の責任を負う農家の女性たちは、識字教育を受ける機会に恵まれず アーシャが開く農業・農村開発の研修会にもあまり関心を示そうとしませんでした。 氏は、農村開発にとっての女子教育の重要性を痛感し、女性を含めた農村リーダーを育成するプログラムを展開することになりました。

続いて、三浦孝子氏には「お母さんと赤ちゃんの相談役VHV(農村保健ボランティア)が起こす村落女性のエンパワーメント」と題し、 農村保健・衛生改善を推進する農村女性ヘルスボランティアの育成について、お話しいただきます。 母乳育児のエキスパートである氏は、かねてから交流のあったアーシャの要請で、農村保健・衛生改善を推進するVHVの育成を目的に派遣されました。 初年度は12人のVHVに、主として母乳育児支援、補完食(離乳食)についての基礎知識とスキル(調理実習や搾乳技術等)などのトレーニングを行いました。 小さな歩みは4年目に大きく前進し、ついにVHVが自立した活動を始めるに至りました。 現在、27ヵ村、30名近くへと育った保健ボランティアの活躍のおかげで、村の授乳率は上がり、 シビアな栄養不良の子どもは減少しています。何より、女性たちが、自分の子どもの健康に自信を持てるようになったことが、最大の成果だそうです。

当日は、アーシャの現地活動DVDも上映いたしますので、インドの農村開発、母子保健に関心のある方は、どうぞご参加ください。

関連サイト: http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201211.html#a01-1129-01

講師の先生方の所属されるNGO「アーシャ=アジアの農民と歩む会」は、ウッタル・プラデシュ州アラハバードにあるサム・ヒッキンボトム農工科学大学継続教育学部(旧アラハバード農業大学)を拠点に農村指導者の育成や有機農業の普及を行なっている団体で、そこで生産されているお米や野菜、ソーセージ、入浴剤などはニューデリー日本人学校で9月に開催される日本人会秋祭りにも出展され、市内の日本食材店「やまとや」でも取り扱いがある。ニューデリー駐在経験のある方であれば、一度はお世話になったことがあるかもしれない。

この企画があと1週間早ければ良かったのにと思ってしまう。その前週末、インドの農業と農村開発について、インドの著名な農業経済学者と大学院生との懇話会のファシリテーターを務めることになっているからだ。牧野先生は僕にとっては伝説の人で、インドに駐在していた間、一度はお目にかかって話を聞いてみたいと思っていながら結局実現しなかった。アーシャさんがご活動されているアラハバードも、一度は行ってみたいと思っていたが、職場の同僚に機会を譲っていたら、結局自分自身が訪れる機会を逸してしまった。

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