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『村の暮らしと砒素汚染』再読 [読書日記]

村の暮らしと砒素汚染―バングラデシュの農村から (KUARO叢書)

村の暮らしと砒素汚染―バングラデシュの農村から (KUARO叢書)

  • 作者: 谷 正和
  • 出版社/メーカー: 九州大学出版会
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本
内容(「MARC」データベースより)
ガンジス川流域の広い地域で起こっている砒素による地下水汚染問題を取り上げる。政策論や技術論からではなく、環境人類学の視点から、村人の暮らしを通して砒素汚染の問題を分析し、農村社会や開発援助の問題を考える。
5年前の夏以来の再読である。その当時の記事を読み返してみたら、それなりにしっかり紹介をしているので、まずはそちらの記事をご覧いただければと思う。今回読み直してみたのは、本書に書かれていたことを思い出そうというのが主目的だ。
http://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2007-08-05-1

こうして読み直してみると、地下水砒素汚染の健康被害は貧困と密接に関わっているというのを痛感させられる。また、マルワ村に設置されたポンド・サンド・フィルターの持続可能性に関する事象から行なわれた住民参加に関する考察も非常に示唆に富むものである。砒素汚染のない公共水栓を設置するのも、場所の選定や住民関与の度合いによっては期待される効果を上げることが難しいということを痛感させられる。

人類学の観点からこの問題をとらえた好著である。バングラデシュの農村について知りたいという人にはすべからくお勧めする。とても読みやすい。

シンプルな記事ですみません。それだけ、5年前の記事をしっかり書いているということでお許し下さい。

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