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オリッサ州カラハンディというところ3 [シルク・コットン]


オリッサ(オディシャ)州カラハンディ県でコットン栽培農家のオーガニック栽培への移行と農村人材の育成を支える「haco. PEACE BY PEACE COTTON Project(ハコ・ピースバイピース・コットン・プロジェクト)」の現地コーディネーターのラオさんが制作したビデオを送っていただいた。これまでにも度々ご紹介してきたが、このプロジェクトは日本のカタログ通販会社フェリシモが支援しているもので、その原資はフェリシモがカタログ通販雑誌「haco.」を通じて販売するオーガニックコットン製品である。従って、これを支えているのはhaco.で製品を購入している消費者ということになる。

農家のオーガニック栽培移行を技術面やロジスティックス面から支えるだけでない。栽培するコットンがオーガニック認定を取得するには3年かかるが、化学肥料や農薬を使わないことで収穫は落ちるのに、オーガニックのプレミアムは3年経たないとつかないため、この移行期間の所得補償も問題だ。子供を学校に通わせるのにかかる教育費が節約の対象になってしまわないように、PBPコットンプロジェクトでは、就学促進キャンペーンの実施に加えて、コットン栽培農家の子息が中等学校や高等学校に通うのに必要な資金を奨学金として支給する仕組みも設けている。

今回ラオさんがURLを教えて下さった映像は、そうした就学促進プログラムの成果を紹介するために制作された。


僕は、インドで駐在していた頃、このプロジェクトの立ち上げに関わった。だが、当時は事業サイトをどこにするのか、どのような事業設計にするのかが議論されていて、しかもオフィスの管理職だった立場としては、実際にサイトに行って現地調査を行なう作業は、部下に任せざるを得なかった。帰国する日が近く、事業の継続性を考えたらより長くインドに駐在する別のスタッフに現場を見てもらった方がいいという、現実的な判断も働いた。

だから、こうやってPBPプロジェクトを勝手に応援させてもらってはいるものの、現場の姿は見たことがなく、もっぱらフェリシモの方々が提供して下さるブログと、現地パートナーNGOのチェトナ・オーガニックから送られてくる定期進捗報告書を読んで、イメージを膨らませるしかなかった。

今回チェトナの制作した映像を送っていただいたことで、オリッサ(オディシャ)州カラハンディ県というのがどういうところなのか、臨場感をもってイメージできるようになった。カラハンディは、インドの貧困地域の中でも最も貧しいと言われている地域の1つで、1980年代半ばには、貧しさゆえの女児の人身売買が全国に報じられてはからずも有名になってしまった地域である。

と同時に、いつの日か所属組織の制約を乗り越えて、現地を訪問してみたいという思いを新たにした。
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