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嬉しい出来事 [インド・トリビア]

昨日(10月4日)は、インドで僕が関わっていた国際協力事業に関連して2つの嬉しい出来事があった。

1つ目の出来事は、岐阜県高山市に事務局を持つNGOソムニードが2007年8月から2010年7月にかけてアンドラ・プラデシュ州スリカクラム県で実施した草の根技術協力事業「地域住民主導による小規模流域管理(マイクロウォーターシェッド・マネージメント)と森林再生を通した共有資源管理とコミュニティ開発」――長ったらしいので縮めて「スリカクラム・プロジェクト」とでも言おうか――が、「JICA理事長賞」というのを受賞したこと。理事長賞というのは、JICAが行なう国際協力事業に貢献・協力し、途上国の人材育成や社会発展に尽力した事業・個人・団体の功績を称えるもので、事業・団体として選ばれた5事業のうちの1つがこのプロジェクトというわけ。

JICAによるプレスリリースは既に9月28日に行なわれているが、昨日は東京で表彰式が行なわれ、和田信明・中田豊一ソムニード共同代表が来られていた。表彰式後の懇親会の会場でお目にかかってご挨拶した後、和田代表とは場所を丸の内に移して祝杯をあげさせていただいた。

途上国の人々との話し方―国際協力メタファシリテーションの手法

途上国の人々との話し方―国際協力メタファシリテーションの手法

  • 作者: 和田信明・中田豊一
  • 出版社/メーカー: みずのわ出版
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本

共同代表、しっかり著書を理事長に寄贈されていた。何はともあれ受賞おめでとうございます。

2つ目の出来事は、フェリシモがオディシャ(オリッサ)州カラハンディ県で支援している「オーガニックコットン栽培・製品販売による循環型プロジェクト」――これも長いので、「ピースバイピース(PBP)コットンプロジェクト」と言おう――が、日本デザイン振興会が運営する「グッド・デザイン賞」の「社会貢献活動のデザイン」部門での賞を受賞したこと。この賞は通常、デザインが秀逸なモノに対して贈られるものだが、PBPコットンプロジェクトの場合は、循環型の事業設計そのものが評価された珍しいケースだそうだ。こちらも受賞内定時点でPBPの関係者の方から話は聞いていたが、プレスリリースがされた時点でようやくご紹介できることになった。僕はこの事業設計を構想段階から実際に形にする段階で現地で関わり、今も現地NGOからあがって来る定期報告を日本語に翻訳する仕事に関わっている縁辺の当事者の1人だが、今回のフェリシモの受賞は我がことのように嬉しい。おめでとうございます。

*グッド・デザイン賞の受賞案件としてのフェリシモPBPコットンプロジェクトの紹介ページはこちら。
 http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=38191

*フェリシモのPBPコットンプロジェクトのサイトはこちら。
 http://www.felissimo.co.jp/haco/v29/peace/index.cfm

haco. no.29

haco. no.29

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: フェリシモ
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 大型本


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