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『ぱじ』第1巻 [読書日記]

ぱじ―Momo‐chan’s grandfather“Paji” (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

ぱじ―Momo‐chan’s grandfather“Paji” (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

  • 作者: 村上 たかし
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: コミック
出版社/著者からの内容紹介
お父さんがコロリと死んで、お母さんがポロリと死んで、ももちゃんはおじいちゃんと二人暮らしです。パパがわりのおじいちゃんなので、ももちゃんは「ぱじ」と呼んでいます。
僕は『ヤング・ジャンプ』の読者ではないので10年以上知らなかったのだが、こんな作品が連載されていたらしい。作者は映画化された『星守る犬』の作者でもある。

実はこのコミックスは、職場の同僚から貸し付けられたものである。なんでも、この同僚は著者と親戚なのだそうで、著者のサイン入りの第1巻を職場に常備し、いろんなスタッフに「読め」と言って貸し付けてこられ、僕はその第3号になったというわけ。登場人物の設定だけでも涙なしではとても語れない。基本4コマ漫画だからそれなりにオチもあって笑えるところもあるのだけれど、笑っていてなんか切ないのである。

75歳のお爺ちゃんと3歳のモモちゃんの2人暮らし。お爺ちゃんは働いて生計の足しにしていたが、その仕事も解雇され、どうモモちゃんを育てるかで途方にくれるシーンが出てくる。ぱじが普通に日本人の平均並みに生きたとしてもあと10年。その時モモちゃんはまだ13歳だ。この2人暮らしはそうそう長くは続かないだろう。そう考えると、収録されているエピソードのひとつひとつが切なくて仕方がない。笑いながら涙が湧いてきたりする。

はまる、というほどではないけれど、時々読んでみようかなと思う。
図書館には入ってないか。やっぱり、漫画喫茶か?
タグ:村上たかし
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コメント 1

yukikaze

この漫画のような世帯が増えているようです。少なくとも私の身の周りでは増えています。民生委員の方も困っています。

娘や息子が離婚して子供を育てられないから祖父母に預け、祖父母は高齢で、孫が成人するまで面倒が見ることができない・・・。そういう相談が増えているそうです。

権利ばかり主張して義務を果たさない人間が増えた世相を如実に表している事例ですが、この漫画の設定はどんな感じなのでしょう。

一度、『ぱじ』を書店で探してみます。
by yukikaze (2011-10-05 09:57) 

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