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haco. [ハコ] no.28 [読書日記]

haco.[ハコ]no.28

haco.[ハコ]no.28

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: フェリシモ出版
  • 発売日: 2011/06/02
  • メディア: 大型本
僕が英文翻訳のお仕事をボランティアでやらせていただいているフェリシモのKさんから、通販カタログ『haco.(ハコ)』の最新号を送っていただいたのは6月初旬のことだった。これから南インドの調査に出発するというのでドタバタやっていた頃で、宛先になっていた自分の職場の棚に置きっ放しにして、そのまま2ヵ月が経過してしまった。その間にインドに行き、英国に行き、さらには本の原稿を書き、そして短い夏休みを取っていた。次の『haco.』秋号に使ってもらえるレポートの英文翻訳の作業期限が7月末だったことを考えると、夏号の賞味期限もあと1ヵ月程度なのかなという気がする。

残暑が厳しく、今もまだ夏が真っ盛りという感じなので、カタログに載っているアイテムには心が惹かれる。『haco.』は基本的に女性向けだと思っているが、今回のカタログの終わり1/4ほどは「haco. MEN(ハコメン)」というメンズの通販カタログになっているので、自宅に持って帰って娘の私物と化す前にとさらっと目を通してみると、250~253頁に「haco. MEN X ウルトラマンシリーズ45周年 X BANDAI」なるTシャツのコラボ企画が載っていた。
今年で45周年を迎えるウルトラマンシリーズとのスペシャルコラボ企画に、待望の第2弾が登場!今回焦点を当てたのはヒーローではなく、ヒール(悪役)の美学。そう、ウルトラマンシリーズの特徴のひとつである”怪獣”をフィーチャーしたコレクションが完成しました。正義と悪はいつの時代も表裏一体。悪役の存在はいわば不屈のヒーローイズムの源。単なるキャラクターTシャツというカテゴリーに収まらない新しアプローチとブラッシュアップされたモダンなデザイン。ワルの目線から見る新しいヒーローイズムで、夏のTシャツスタイルに磨きをかけろ!
掲載されているアイテムを紹介しよう。URLもあるので参考にしてみて下さい。
http://www.felissimo.co.jp/haco/v28/html/readpage_hc/html/hacomen28/ultraman/?GWK=88558

 -切りっぱなし仕様のバルタン星人グラフィックTシャツ
 -シンプルに楽しめる科学特捜隊マーク刺繍Tシャツ
 -紋章風モチーフ刺しゅうの立ち衿ポロシャツの会(キングジョー、ガッツ星人、エレキング
 -怪獣柄刺しゅうTシャツ&タンクトップセットの会(レッドキング、ゼットン、ダダ

刺しゅうやマークは目立ち過ぎず、オヤジが遊び感覚で着るにはちょうど良いかもしれない。バルタン星人のTシャツだけは目立つプリントだが、ちょうどユニクロが時々やってる「ガンダム」Tシャツよりもセンスを感じる。

haco.の広告塔やろうかなとちょっぴり本気で考えてしまった。

ところで、この通販カタログをブログで紹介するのは、通販アイテムの紹介が目的ではない。207~213頁に紹介されている「haco. PEACE BY PEACE COTTON PROJECT(ハコ・ピースバイピース・コットンプロジェクト」(以下、PBP)を紹介したかったからだ。僕が翻訳ボランティアとして関わっているのも、インド・オディシャ州(オリッサ州)のオーガニックコットン栽培農家を支援対象としたこのプロジェクトの形成に、当時インドに駐在していた僕自身が関わっていたからである。人事異動でインドを離れてしまえばただの人に過ぎない―――というのでは寂し過ぎると思ったので、冒頭紹介したKさんに申し出て翻訳ボランティアという形で今も関わらせていただいている。

FelissimoEditorsBag.jpg
《PBPコットンブランドのこのエディターズバッグ、僕も使わせていただいています。》

このプロジェクトは、PBP関連のオーガニックコットン製品の売上げの20%を基金に積み立てておいて、そこからインドのオーガニックコットン栽培農家を支援するというものである。当初の予想では年間の基金積立額は500万円程度だろうと考えられていたが、実際にPBPが2010年7月に正式発足して以降、今年3月末までに1,500万円を突破したとカタログには書かれている。

僕はこのプロジェクトについてもっと多くの人に知ってもらいたい。構想段階からプロジェクト発足に至るまでの苦労話と、プロジェクト発足から今に至るまでにオディシャ州の支援対象地域にもたらされたインパクトなどをまとめて、1冊の本にできたらいいなと考えているところである。

【注意】もしこの記事を読んで、インド・オディシャ州のフェリシモの事業地に実際に行って見てみたいと思った方は、実際にインドに渡航される前に、必ずフェリシモに連絡をして、相談して下さい。事業地自体は平地で治安上の問題は少ないと思われますが、そこまで辿り着く行程では左翼ゲリラの影響下にある地域をどうしても通過せねばなりません。外国人の単独行動は非常に危険です。フェリシモの方々も現地に入られる時は、事業を実施してくれている現地NGOの事務所担当者と必ず連絡を取り、一緒に行動しています。もし単独行動の結果何かしら事件や事故に巻き込まれたりしたら、事業の存続自体が困難になります。常識的な行動をお願いしたいと思います。

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コメント 2

mim

初めまして
三鷹在住のものです
直接メッセージをお送りしてお聞きしたいことがあるのですがどちらにご連絡すれば宜しいでしょうか?
by mim (2011-08-14 14:28) 

mim

ありがとうございます
ご連絡させて頂きました
by mim (2011-08-15 00:22) 

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