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週報(4/17-4/23) [備忘録]

【「いじめ」を身近で意識した1週間】
かなり腹立たしい話を聞かされた。僕が何年か前にブログに載せた家族の写真について、長男が学校でいじめを受けているというものである。やっている相手はちょっとした冷やかし程度のことだろうが、やられた本人はそれを「いじめ」だと表現している。

確かに以前僕はこのブログ上で頻繁に子供たちの写真を掲載していた。それは、故郷で暮らす両親に、孫の成長過程を見て欲しいと思ったからである。ブログを開設してから6年が経ったが、その間も、東京どころか遠く海外にも家族を連れて行き、そこで暮らすことになった。身近で孫の成長を見れない両親に対するせめてものサービスだと思い、そうしてきた。勿論、記事の内容から誰かが特定されてしまうと住んでいる街でもいつ変な犯罪に巻き込まれるかもしれないとは気になっていたので、1日100PVを常時超えるようになってからは、子供たちの写真を掲載するのは極力控えてきていた。

それがまさかインターネットを使えるような年齢にさしかかってきた子供たちの同級生からの嫌がらせの題材になっているとは…。しかも、顔がすぐに特定されないよう両目を塗りつぶしていたのに、見つかってしまったということらしい。こちらの気持ちも知らずに冷やかしの材料に使う、彼らの思いやりのなさが嘆かわしい。

一応その3人の名前は既に聞いている。その本人たちは「その程度のことで?」と思うかもしれないが、こういうのはやられた側が何と思うかだろう。長男からは写真を削除して欲しいと懇願されたので、写真どころか記事自体をカットしようかと思っているが、なんだか非常に悔しい。これでもまだ僕が書くこのブログの件でこの3人が長男に何か言ってくるようなら、こちらにも考えがあるとこの場で宣言しておこう。

<東日本大震災>福島から避難の児童 いじめられけが 長岡
毎日新聞 4月23日(土)12時35分配信
 東日本大震災で、福島県から新潟県長岡市に避難した小学6年の男子児童(11)が、同級生にいじめられ、けがをして入院したことが23日、分かった。
 市教委などによると、児童は震災後に長岡市に避難し、市内の小学校に転校して7日の始業式から登校。19日午前中に同級生に腹をけられるなどして、20日の授業中に嘔吐(おうと)するなどしたため、市内の病院に入院した。腹部の打撲という。
 学校側は21日にPTA総会を開き、保護者らに説明。市教委によると、いじめの原因は、大震災や東京電力福島第1原発の事故による放射能の影響とは無関係という。
 市教委学校教育課は「避難してきた児童を温かく迎えようとしていた中で、つらい思いをさせて大変申し訳ない」としている。【岡村昌彦】
この記事では「震災や原発事故とは無関係」と書かれているが、最初にこの報道を聞いたラジオのニュースではそうではなかった。長岡は中越地震で被災した経験を持ち、被災者に対する寛容度がそれなりにある土地だと思っていたので、この報道には意外感だけではなく、子供に対して大切なことを伝える難しさというのを痛感させられた。


【また今週も、花粉症のお話】
このところ毎週花粉症のお話を書かせていただき恐縮です。先週末、剣道の稽古を終えて帰宅した夜、眠っていて呼吸の苦しさに気付いた。気道が狭まって息ができず、気管支がぜいぜいいっている。明らかな喘息の症状だ。翌日17日(日)はホームヘルパーの講習で外出した妻に代わり、留守番がてら晩御飯のカレーを作ったが、キッチンに2時間近く立って仕事をするのはかなり苦しかった(今だから言うけど)。

剣道みたいな激しい運動をやったからそうなったんだろうと考え、しばらく様子を見ていたが、夜になると息苦しくなる症状はあまり好転もせず、結局23日(土)にかかりつけの内科医にかかり、薬を処方していただいた。

【選挙がうるさい】
僕の住む街では今日市長選と市議会議員選の投票が行なわれる。僕もこの記事を書いたら投票所に足は運ぶつもりでいる。誰に投票するのかは決めていない。はっきり言って、立候補者数が多過ぎて、誰が誰だかまったくわからない。僕らの近所が地盤の候補者も2、3人いるが、現職の方は選挙週間になってから初めて存在感を示したような人で、普段何をやっていたのかまったく見えなかったので、1票投じる気にはまったくなれない。かといって、もう1人の方の所属政党も、主張している富裕層向け所得増税の話など国政レベルで議論すべきことで、そんなのを地方選の争点にしたって、実質何もやりませんと言っているのと同じではないかという気がする。都知事選は負け戦を承知で対立候補に1票を投じたが、今回は誰に入れたらいいのかがわからない。

こういうご時世だからというだけではないが、投票日の直前になって選挙カーでがなりたてる候補者にはあまり共感は持てないな。某有力革新政党は、選挙のたびに我が家の前の道路に車を止めて突然辻立ちを始めることが度々あり、今回もやられたが、方法論的にどうかなという首を傾げた。何となく、浸透していないことを露呈しているに過ぎないように思える。埼玉・所沢では英国籍の英会話教師が「日本の選挙はうるさい」と言って立候補者のマイクつかみ怒鳴って選挙妨害容疑で逮捕されたと報じられたが、この英国人の気持ちもわからぬではない。

結局、首都圏での地方選では、有権者への浸透に関する方法論が確立されていないのだろう。地方なら地域の集まりに候補者が普段からこまめに顔を出して異才を発揮したりしていれば支持基盤も形成されていくのだろうが、都市部にはそんな集まりはそれほど多くはない。何しろ僕らサラリーマン有権者は朝最寄り駅から都心に働きに出かけ、戻って来るのは夜であり、有権者なのに地元に殆どいない。候補者が駅前を重視するのにはそれなりに意味があることなのだが、候補者が多過ぎると誰も印象に残らないのである。

結局、選挙の有無に関わらず駅前で立って地道に名前を売っていた人が意外と強いのだろう。(ずっと駅前にはいたけれどもパンフを配っていただけの人も印象に残らないという点では突然駅前に現れた候補者と同じだ。)

【連休のテーマ】
いよいよ来週末からゴールデンウィークである。僕は原稿執筆をできるだけ進め、その合間に積読していた本をできるだけ読み切るというので静かに過ごすつもり。それと、防具は着用して稽古をさせてもらえるようにはなったものの、ひもがちゃんと結べないうちの末っ子に蝶々結びの練習をさせないとと思う。
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suzuran

私は子どもが苛められた時には関与しました。
教師からの苛めだったので、半端では済ませませんでした。
自分の子どもを守れるのは自分だけだと思っています。
by suzuran (2011-04-24 22:20) 

知って下さい

失礼します。

以下が真相です。

*実は、よくある男子と女子のグループがクラスで対立していて、たまたま福島から来た男児が男子グループの一員で、たまたま男児に蹴りが入ってしまったそうです。
その男児の福島の親も学校も市教委も、誤解を招くから記事にするのは留意して欲しいと言ったのに、新聞社は煽るような記事にして載せてしまったそうです*
せっかく溶け込んでいる人間関係を、壊そうとする報道は正しいのでしょうか?
マスコミって何なのでしょう?

新潟県は、福島県を中心に8千人ほどの方達を受け入れさせて頂いています。
普段から、大人も子供も避難された方達と頻繁に交流をしています。
特に長岡市は、中越地震でお世話になったので、ご恩返しをしようと一生懸命に頑張って尽くしています。
他県の方々のほとんども、同じだと思います。
頻繁に こちらからも、たびたび官民のボランティアが行ってお手伝いしています。
共存共栄が理想です。
復興をお祈りしています。
by 知って下さい (2011-04-30 03:31) 

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