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誤解を招くカイコの写真 [シルク・コットン]

珍しくAFPでカイコネタを扱っていたので紹介しておく。台湾の養蚕についてはあまり予備知識もないので言えることは少ないが、こんな研究成果があるからといってどれくらいカイコが飼育されているのかは疑問だ。

ただですね、台湾のニュースなのになんでインド・バンガロールで2001年に撮影されたような古いカイコの写真を使うかね~。しかも、このカイコは南インドで一般的に飼育されているような家蚕ではなく、飼育に適さない野蚕で、多分ビハール州やチャッティスガル州に生息しているタサール蚕だと思う。食べている葉っぱも桑じゃない。

こういう読者をミスリードする写真は使うべきじゃないね。
台湾ということでもう1つ古い記事を紹介しておく。遺伝子組み換えによって蛍光色に輝く絹糸ができるぞということのようだが、どうもこの手の遺伝子組み換えをカイコに施すというのは1月に読んだ『絹の変容』が思い出されて気持ちが悪くなる。
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shopno

中国に旅行したとき、シルク会館のようなところで、展示してある鮮やかな色の絹糸を見ていたら、与える餌で糸の色を調整していて、染色していないという説明を受けた。だから、絶対色落ちもしないと。

何を与えているかは秘密らしく、言及しなかったけれど、にわかには信じ難く、本当ならばちょっと恐ろしげな技術にも思えました。
by shopno (2011-03-10 00:14) 

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