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炎天下でも多摩動物公園 [家族]

暑いですね。気温37度でこの日差し――湿度も含めると5~6月のデリーのようである。体内の血液が沸騰する感覚というのを久し振りに味わっている。

お盆明けの頃のこと。我が家の末っ子次男坊が急に「多摩動物園に行きたい」と言い始めた。友達が連れて行ったもらったのだとか。僕も岐阜の実家に里帰りで連れて行ったり兄貴の吹奏楽部の演奏会に連れて行ったりさらには近所のコミセン・プールで水泳練習のコーチをしたりと、それなりに末っ子には便宜を図ってきたつもりだったが、考えてみたらプール以外はオヤジの都合。そんなわけで、1つぐらいは最後に夏休みの思い出を作っておこうということで、21日(日)に2人で多摩動物公園に出かけてきた。

8月中は夜も開園して夜行性動物の生態を見せてもらったりもできたのだが、末っ子に聞いたら日中がいいということだったので、暑くなる前にある程度見て回ろうと、ほぼ9時30分の開園と同時に入園するつもりで家を出た。

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炎天下の動物園を歩くのは相当厳しいかと思っていたが、実は多摩動物公園は森林に囲まれいて意外と日影が多く、それほど暑いという実感はなかった。夜に訪れる来園者が多くて逆に午前中は出足が鈍いらしい。多摩動物公園を訪れるのは僕は10年以上前に上の2人の子供を連れて出かけた時以来二度目で、前回の記憶もあまり定かではないのだが、園内のガイドさんとかシャトルバスの運行スタッフさんとかにはシニアの方がいっぱいいらっしゃったのが今回は印象に残った。ニホンザルのサル山のガイドさんと少しお話させていただいたが、確か12年この山を見守り続けていると仰っていた。

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因みに、初めて動物園に来た末っ子のリアクションだが、僕的には結構興味を惹かれた昆虫館について彼は全くダメで、こいつの昆虫アレルギーをなんとかせねばとかなり焦った。ガイドツアーで見たソデグロヅルの観察も、僕はソデグロヅル自体繁殖期をシベリアで過ごした後冬はヒマラヤを越えてインドのバラトプール(アグラの少し西、ウッタルプラデシュ州)で越冬するということでちょっと注目だったが、末っ子はガイドさんの説明を聞きながらオシドリを見ていた。

結局何が楽しかったのかと家路を急ぐドライブの途中で彼に聞いたところ、「鉄道」と言われてしまった。そう、多摩動物公園の最寄り駅である京王線多摩動物公園駅には「京王れーるランド」という施設があり、Nゲージの京王線の車両を運転できるジオラマがあったのである。バリバリの「鉄男」君だったうちの長男はこういう施設に来るととことん遊んだが、末っ子はあまり動く乗り物には興味を示さず、一体何に関心があるのかと心配になることがよくある。でも、さすがにここのジオラマを見たら彼もやってみたくなったようで、100円5分間でも列車を動かして、それなりに満足したようだった。

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動物園に連れて行けと言われて連れて行ったのに、ついでのつもりで訪れた京王れーるランドの方が面白かったというのは何たる皮肉…。これで絵日記の1枚でも描ければそれでもいいですが…。
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