離任カウントダウン３ [インド心残り]
6月22日（火）の日誌――。
早朝、引越貨物のパッキングリストを作成する作業をやっていたら出勤時間ギリギリまでかかってしまった。しかもいざ出勤という段階になってなぜだかお腹がゆるくなり、10分ほどトイレで過ごすはめになった。
この日は後任の方に直接ブリーフィングして仕事を引き継ぐ以前の問題として、僕がいる間に作業終了期限が切られている作業に追われて過ごした。お昼と夜に大きな集まりがあり、そこで多くの方々にまとめてご挨拶して後任を紹介することにした。準備していた名刺を使い果たしたと言っていたので、一気に引継ぎという目論みは少しは奏功したかと思う。
特筆すべきは夜の部。これは離任に当って僕がかなりこだわったところで、この3年間の間に名刺交換したデリー市内及び周辺州の方々をお招きし、後任お披露目も兼ねて謝恩夕食会を主催したものだ。4月の段階から構想して会場確保をしていた。仕事の側面はないとは言わないが、仕事上の関係がなかった友人という方も結構あったので、当然のことながら費用は自腹だ。
僕がこの謝恩夕食会を開いてみて嬉しかったのは、多分覚えてくれてないだろうなと思うようなG.K.チャダ教授（元ネルー大学副学長、現南アジア大学学長）やアミターブ・クンドゥ教授（ネルー大学地域開発研究所長）が来て下さったことや、遠いから無理だろうなと思っていたアグラのギリッシュ・グプタ博士がはるばる来て下さったことだ。僕は日本に戻ったら研究職になるらしいので、せっかく離任前に再構築できたこうした関係は途切れさせないようにしたいものだと思う。
逆にちょっと残念だったのは、最近このブログでいいことを書いていないHelpAge Indiaのマシュー・チェリアン代表他、HelpAgeの関係者がどなたもいらっしゃらなかったことだ。僕の放っていたマイナス・オーラが先方に伝わったのかもしれない。その他にも、現地NGOの方で来ていただいたのが意外と少なくて驚いた。アプローチしてきたのは僕自身のキャラではなく、僕の背後に控える会社の資金にやっぱり関心があったのかもしれない。
まあそういう根暗な話はともかく、こうして集まっていただけた60～70人の方々―――多くが僕自身とその方々との一種の扇形の人間関係になっているものを、お互いに紹介して横の繋がりを作ることが幾つかできたのは成果だと思う。日本から来られたばかりの某通信社の駐在員さんをこちらの地元メディアの代表や有識者の方に紹介したりとか、以前から「日本人のボランティアのホームステイを受け入れたい」と強く仰っていた退職公務員の方を実際に今インドに来ている日本人のボランティアに紹介したりとか、そういうのをかなり意識して行なったつもりだ。勿論、後任への引継ぎも同様である。
こだわりの企画だったので、無事やれてホッとした。主たる方々には直接お目にかかって離任の挨拶ができたので良かったと思っている。来ていただけた方も、行けないけど今までお世話になりましたと事前にメッセージを下さった方も、本当にありがとうございました！！
早朝、引越貨物のパッキングリストを作成する作業をやっていたら出勤時間ギリギリまでかかってしまった。しかもいざ出勤という段階になってなぜだかお腹がゆるくなり、10分ほどトイレで過ごすはめになった。
この日は後任の方に直接ブリーフィングして仕事を引き継ぐ以前の問題として、僕がいる間に作業終了期限が切られている作業に追われて過ごした。お昼と夜に大きな集まりがあり、そこで多くの方々にまとめてご挨拶して後任を紹介することにした。準備していた名刺を使い果たしたと言っていたので、一気に引継ぎという目論みは少しは奏功したかと思う。
特筆すべきは夜の部。これは離任に当って僕がかなりこだわったところで、この3年間の間に名刺交換したデリー市内及び周辺州の方々をお招きし、後任お披露目も兼ねて謝恩夕食会を主催したものだ。4月の段階から構想して会場確保をしていた。仕事の側面はないとは言わないが、仕事上の関係がなかった友人という方も結構あったので、当然のことながら費用は自腹だ。
謝恩夕食会構想
１）思い付いた時点で先ず4月中に行ったのが会場確保。知り合いの現地NGOOISCA North Indiaのジャイトリー代表にご紹介いただき、市内パンチシール・エンクレイブ地区の住民向け福利厚生施設『ホリデー・クラブ』で60～70人規模のバンケットホールを押さえた。このジャイトリーさんがこの地区の住民で、クラブの会員だった。
２）5月に入ると、手元にあった名刺から招待状発宛先のリスト作成作業を行った。
３）招待者リスト作成と並行し、招待状の印刷を行なった。ここでは市内ジャフラバード地区でジェンダー・リソースセンターを運営している現地NGODatamationにデザインも含めて発注し、封筒への印刷もやってもらった。Datamationがムスリム居住者人口の多いこのスラムで若者向けのコンピュータ研修を行ない、広告やカードのDTP印刷を請け負って活動資金に充てておられるのを知っていたからだ。
４）上記２、３の作業を終えると、6月に入ってから招待状発送を開始。最終的に招待状を出した先は142人。これにメールで案内したり手渡ししたりした職場の関係者が10名ほどいた。
５）6月16日に会場を訪れ、メニューや案内表示等についてバンケットホール担当者と打合せ。招待者が150名前後で、通常なら4割程度の「落ち」があるが夏休みのこの時期はさらに多めの「落ち」を見込んで5割掛けとして約70名の参加として料理を準備してもらうことになった。
６）当日は開始5分前に会場入りで十分。
僕がこの謝恩夕食会を開いてみて嬉しかったのは、多分覚えてくれてないだろうなと思うようなG.K.チャダ教授（元ネルー大学副学長、現南アジア大学学長）やアミターブ・クンドゥ教授（ネルー大学地域開発研究所長）が来て下さったことや、遠いから無理だろうなと思っていたアグラのギリッシュ・グプタ博士がはるばる来て下さったことだ。僕は日本に戻ったら研究職になるらしいので、せっかく離任前に再構築できたこうした関係は途切れさせないようにしたいものだと思う。
逆にちょっと残念だったのは、最近このブログでいいことを書いていないHelpAge Indiaのマシュー・チェリアン代表他、HelpAgeの関係者がどなたもいらっしゃらなかったことだ。僕の放っていたマイナス・オーラが先方に伝わったのかもしれない。その他にも、現地NGOの方で来ていただいたのが意外と少なくて驚いた。アプローチしてきたのは僕自身のキャラではなく、僕の背後に控える会社の資金にやっぱり関心があったのかもしれない。
まあそういう根暗な話はともかく、こうして集まっていただけた60～70人の方々―――多くが僕自身とその方々との一種の扇形の人間関係になっているものを、お互いに紹介して横の繋がりを作ることが幾つかできたのは成果だと思う。日本から来られたばかりの某通信社の駐在員さんをこちらの地元メディアの代表や有識者の方に紹介したりとか、以前から「日本人のボランティアのホームステイを受け入れたい」と強く仰っていた退職公務員の方を実際に今インドに来ている日本人のボランティアに紹介したりとか、そういうのをかなり意識して行なったつもりだ。勿論、後任への引継ぎも同様である。
こだわりの企画だったので、無事やれてホッとした。主たる方々には直接お目にかかって離任の挨拶ができたので良かったと思っている。来ていただけた方も、行けないけど今までお世話になりましたと事前にメッセージを下さった方も、本当にありがとうございました！！
2010-06-23 09:04
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コメント(3)
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お疲れ様でした。
by インドラ (2010-06-23 22:19)
心温まる集いでした。ありがとうございました！
by aya (2010-06-23 23:46)
★インドラさん★
コメントありがとう。もう少ししたら帰ります。
家の中もかなりスッキリしました。
★ayaさん★
ご出席下さりありがとうございました！
残る任期もあと2カ月を切ったところですね。
まだまだ厳しい暑さが続きます。
お体には気をつけて！！
by Sanchai (2010-06-24 07:41)