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ケータイが繋がりにくいのは [インド・トリビア]

デリー市内で通信会社が設置した中継アンテナの半数以上が無許可だという話は随分前から指摘されてきた。現在、市内には5,364基の中継アンテナが設置されているが、うち許可を受けているのは2,412基(45%)しかないという。無許可アンテナの多くは、3階建てとか4階建てとかの民家の屋上に設置され、その家主に賃料を支払っているが、そもそも居住区域に指定されているエリアで営業を行なっていること自体が違法の可能性が高いらしい。

デリー市当局(MCD)は3月中旬、無許可でアンテナ設置されたうち1,532基について、設置した通信会社に対して、違法でないことを証明する文書を提出するよう命令(show-cause notice)を発出した。通信会社がこれに応じない場合、使用停止措置、いわゆる「シーリング(sealing)」の対象となるという。MCDは既に226基の中継アンテナについてシーリングを行なってきた。

周辺のノイダ、グレーターノイダ、ガジアバード、ファリダバード、グルガオンも含めると、現在首都圏の携帯電話加入者は2,730万人いるという(2010年1月末現在)。うち80%はデリー市在住者である。5,000基の中継アンテナのうち1,500基も使えなくなった場合、通信ネットワーク自体が崩壊の危機に直面すると懸念されている。

実際、ケータイが急に繋がりにくくなったと感じることは今のところは少なく、むしろここ数ヶ月特にしつこくなった勧誘SMSが気になってはいた。通話中に途中で切れるというケースはこれまでもよくあり、そういう場合は近くの固定電話からかけ直した方がよく聞こえるという経験は何度もしている。

僕はそもそもがケータイ通話を頻繁に行なうユーザーでもないから影響は軽微だろうと思うけど、ケータイをよく利用する方はご注意下さい。3月後半はこのシーリングが新聞紙上で度々報じられているから。
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