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『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 [趣味]

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: VAP independent(VAP)(D)
  • メディア: DVD
内容紹介
リリー・フランキー原作の同名ベストセラーを映画化した本作は、ドラマ版とは違って、映画ならではの細部へのこだわりや、絶妙なキャスティングによって、原作の持ち味を存分に活かすことになった。原作者自身がモデルである主人公の「ボク」が、炭鉱町・筑豊での少年時代を経て、東京でイラストレーター兼コラムニストそして成功。ガンに冒された「オカン」を東京に呼び寄せるという物語は、ほぼ原作どおり。映画だからといって、妙に本筋を外れなかったことに好感が持てる。
長髪で無精ヒゲを生やしたオダギリ ジョーは、思いのほかリリー・フランキー本人に近いイメージ。さらに樹木希林のオカンの若き日を実娘の内田也哉子が演じることで、時の流れが見事に表現されている。そのほかキャストでは、原作にも出てくる松田美由紀の使われ方や、一瞬だけ登場する豪華ゲストも見どころ。炭鉱町のセットを始め、その後の80~90年代のカルチャーも丁寧に映像化された。原作ファンが気になるのはクライマックスだが、オカンがガンに苦しむ姿を壮絶に描く反面、その後は過剰な演出を避けたたことで、原作よりも、じっくり感動する人が多いかもしれない。映画として、どこにインパクトを与えるべきなのかを、監督の松岡錠司は知っているのだろう。(斉藤博昭)
大晦日の夜、職場関係の野郎4人で我が家に集まり、酒盛りをやって新年を祝ったという話は前回重松清著『十字架』を紹介した記事の中でも言及したが、その際、取りあえずBGM的にお客さんに見せていたのがこのDVD。現在バンコクで新年を祝っている真っ最中の別の同僚から貸してもらったもので、年末年始に纏めて見てしまおうと思っていたものだ。(実はその前に1人の時にも一度見ているので、流し上映であっても一応内容は把握している。)

ベストセラーになった原作も読んだことがないし、リリー・フランキーもTVでちょっとしか見たことがなかったので、あまりよく知らなかったのだが、映画を見てみて、少年時代と学生時代の風景を見ていて、こりゃ意外と彼と僕とは世代が近いんじゃないかと思ったらやっぱりそうでしたね。1963年生まれで僕と全くの同い年だった。しかも、僕が東京での学生生活の最初の2年間を過ごした目白の学生寮で同期生だったI君と同じ北九州市小倉の出身だという。だから、ああI君もこんな少年時代を小倉で過ごしていたんだろうなぁなんてちょっと感慨に浸りながら見ていた。街で会ってるかもしれないな、I君とリリー少年。

ちょっとグロいが、レールの上に物を置いて列車に轢かせるって、僕もよくやった。僕の場合は生き物ではなく、10円玉だったけど(笑)。

イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、構成作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー―――リリーさんの才能は多彩だ。それはよく知っている。でも、なんか悔しい。僕は彼ほど堕落した学生生活を過ごしてないが、にも関わらず今や才能のなさを見事に露呈させている。先行きもどうだかわからない。多少趣味はあっても、それで金が稼げるなんてものではない。(コラムの原稿料は理由あって受け取れないのだが。)ああ、ホント、なんか悔しい。

この映画いい。オカン役の内田也哉子と樹木希林が実の親子だから、イメージが1本で繋がっている。リリー役のオダギリ・ジョーのユルい演技も良かった。こういう役、オダギリ君にピッタリだ。

ところで、年末のニュースで、東京タワーの大食堂閉店が報じられていた。僕は中学時代の修学旅行で東京タワーを訪れたのが最後で、その後学生になって東京で暮らすようになってからは東京タワーに一度も行ったことがない。今度日本に帰ったら一度行ってみようかな。カツカレーは食べられないけれど。


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Sanchai

☆寅次郎さん☆
niceありがとうございます。寅次郎さんが、niceを下さった200人目の読者となりました。

ここまでご愛顧下さった方々にも、改めて御礼申し上げたいと思います。
by Sanchai (2010-01-02 19:57) 

toshi

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
by toshi (2010-01-03 10:12) 

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