『おくりびと』 [趣味]
職場の同僚から貸してもらったDVDを年末年始の連休を利用して見ているところである。
その第一弾『おくりびと』は、11月には既に貸してもらっていたのだが、なんとなく見そびれてここまで来た。扱っているテーマが明るくないなと思ったからだ。単身で寂しく生活している者が見るのはつらい。しかし、意を決して見てみると、予想通りの号泣であった。
銭湯のお婆ちゃん(吉行和子)を見送る長男・山下(杉本哲太)の涙、火葬場職員平田(笹野高史)がお婆ちゃんを見送る際のセリフを見て泣き、そして納棺師・小林(本木雅弘)が自分の少年時代に自分と母を捨てた父親の訃報を聞き、駆け付けて自ら納棺を手掛けるシーンも泣けた。特に、お婆ちゃんの葬儀のシーンは泣けて泣けて仕方がなかった。
納棺はこれまでは見送る家族が行なってきたもので、納棺師のような業者の存在を肯定しようとしているとの批判もあると聞くが、実際問題としてもはや家族が納棺を取り仕切るなどということは今や不可能に近いわけで、受け入れなければならない現実かとも思う。「すき間産業」と形容するシーンが劇中でも出て来るが、そういう時代の流れなのだろうなと思う。
ものすごく不謹慎な言い方をすれば、身内に不幸があった時に、家族はどのように振る舞うのかというのを考える意味では参考になるようなシーンが幾つかあった。
それにしても、こうした作品が評価されるようになったのは、やはり今の日本社会で高齢化が進み、「死」というものを多くの人が真剣に考えざるを得なくなってきているからだろう。それにしても山形・庄内地方の町、日中でも人の外出が少ないのがものすごく気になった。これも今の日本社会の現実なのだろうが。
その第一弾『おくりびと』は、11月には既に貸してもらっていたのだが、なんとなく見そびれてここまで来た。扱っているテーマが明るくないなと思ったからだ。単身で寂しく生活している者が見るのはつらい。しかし、意を決して見てみると、予想通りの号泣であった。
銭湯のお婆ちゃん(吉行和子)を見送る長男・山下(杉本哲太)の涙、火葬場職員平田(笹野高史)がお婆ちゃんを見送る際のセリフを見て泣き、そして納棺師・小林(本木雅弘)が自分の少年時代に自分と母を捨てた父親の訃報を聞き、駆け付けて自ら納棺を手掛けるシーンも泣けた。特に、お婆ちゃんの葬儀のシーンは泣けて泣けて仕方がなかった。
納棺はこれまでは見送る家族が行なってきたもので、納棺師のような業者の存在を肯定しようとしているとの批判もあると聞くが、実際問題としてもはや家族が納棺を取り仕切るなどということは今や不可能に近いわけで、受け入れなければならない現実かとも思う。「すき間産業」と形容するシーンが劇中でも出て来るが、そういう時代の流れなのだろうなと思う。
ものすごく不謹慎な言い方をすれば、身内に不幸があった時に、家族はどのように振る舞うのかというのを考える意味では参考になるようなシーンが幾つかあった。
それにしても、こうした作品が評価されるようになったのは、やはり今の日本社会で高齢化が進み、「死」というものを多くの人が真剣に考えざるを得なくなってきているからだろう。それにしても山形・庄内地方の町、日中でも人の外出が少ないのがものすごく気になった。これも今の日本社会の現実なのだろうが。
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