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国土の4分の1が砂漠化 [インド]


この報道は11月28日(土)付のHindu紙第12面にも載っていた。きっかけは『Current Science』という学術誌の最新号に掲載された「Desertification/land degradation status mapping of India」という論文である。

*論文全文は下記URLからダウンロード可能です。
http://www.ias.ac.in/currsci/nov252009/1478.pdf

*Hindu紙の記事は下記URLからダウンロード可能です。
http://www.thehindu.com/2009/11/28/stories/2009112861481400.htm

記事のポイントを幾つか纏めておく。
1)インドの国土の1/4強に相当する8,100万haで砂漠化が進んでいる。

2)国土の1/3に相当する1億548万haで土壌劣化が進んでいる。土壌劣化の原因として最も大きいのは水食で、国土の10.21%がこの要因による。続いて植生の後退が9.63%、風食が5.34%、以上を合計して32.07%が土壌劣化面積となっている。3)州別では、ラジャスタン州の土壌劣化は州面積の21.77%に及び、続いてジャム・カシミールの12.79%、マハラシュトラ州の12.66%、グジャラート州の12.72%と続く。

4)国土の15.8%は荒廃した土地で、37.6%は半乾燥地、16.5%は「dry sub-humid」(多少の湿度はある)地域である。以上合計69%、2億2,800万haが乾燥地ということになる。

因みにHindu紙の記事によると、AFPの報道にある宇宙応用センター(Space Applications Centre)というのはインド宇宙科学研究機構(ISRO)の下部機関で、グジャラート州アーメダバードにあるそうだ。
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