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米ワシントン連続狙撃犯の終末 [時事]


2001年秋は9.11同時多発テロから炭疽菌騒ぎ、
2002年秋は連続狙撃犯(シリアル・スナイパー)騒ぎ、
2003年秋はハリケーン「イザベル」の襲来、
――僕らがワシントンに駐在していた頃は、秋になると9月から11月にかけて毎年何かが起きていた。

シリアル・スナイパーの犯人の死刑執行がなされたと聞き、今まで審議が行なわれていたというのに驚くとともに、ようやく一区切りがついたなという思いがする。改めてスナイパーの犠牲になってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしたいと思う。

スナイパー騒ぎの頃は、長男をスクールバスのバス停で待たせておくのも危ないということで毎日小学校まで送り迎えをしていた。ガソリンスタンドでセルフ給油をしている時も、どこかで狙われているのではないかと周囲をきょろきょろと見回していた。実際、犠牲者になった方のお一人は、アーリントンの僕らの自宅から1kmぐらいしか離れていないショッピングモールのHome Depoの駐車場で撃たれている。よく使っていたモールなので、それだけでも震え上がるに十分だった。

とはいえ、今振り返っても懐かしい日々だった。自分達で車を運転して行きたい所に行けたから。
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