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調査地の被災、無力の自分 [インド]

インドで数十年に一度の豪雨 270人死亡 
10月7日配信 産経新聞
【ニューデリー=田北真樹子】インド南部カルナタカ州とアンドラプラデシュ州が「数十年に一度」といわれる集中豪雨による洪水に見舞われ、7日までに約270人が死亡、250万人以上が家屋を失った。河川の水位は下がり始めたものの、被災地域では多くの住民が依然、取り残されており、地元政府は軍の応援を得て救助活動にあたっている。
 豪雨は先月末に始まった。地元紙によると、200人以上の死者を出したカルナタカ州では、北部の先月28日から今月3日までの降雨量は平年の6倍。1500の村が水害に遭い、29万戸が被害を受けたという。経済的損害は両州合わせて2200億ルピー(約4400億円)を超えると予測されている。PTI通信によると、インド政府は7日までに、両州に20億9100万ルピーの災害救援基金の支出を決めた。

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《増水したアンドラプラデシュ州側の河川》

南インド・カルナタカ州の集中豪雨による洪水災害は、死者270人以上を出す大惨事となっている。先月25日までカルナタカ州北部で農村調査をやっていた僕としては、他人事と思えない衝撃を受けている。僕が調査に入っていたベラリー県ホスペット郡でも、お世話になった現地NGOの方に電話で問い合わせたところ、約7800世帯のうち約1500世帯で家屋倒壊・損壊等の被害が出ているという。雨は9月27日頃から降り始め、特に30日から10月1日にかけて3日連続で間断なく降り続けたという。そうなると元々土で造られている貧しい家ほど脆い。

家屋への直接的被害だけではない。聞くところによると、貯水池の堰にも亀裂が見つかって応急対応に追われたようだし、元々岩盤の上に出来たような村なので大雨の水が表土を押し流し、土壌安定化のために行なわれた植林にも影響が出たという。勿論作物への被害もあったようだ。でも、このNGOのスタッフによると、ベラリー県は周辺の各県と比べて被害規模が比較的小さいとも言っていた。

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《この貯水池も築堤が完成して1ヵ月で満水になったというが、無事だったのだろうか…》

とはいえ被災は被災。にも関わらず、一個人に過ぎない僕としてはそうした状況に対して何もできない無力感にも駆られている。僕が連絡を取った現地NGOのスタッフは、「既にパンチャーヤトによる被災状況調査は始まっているので、構造物の復旧は遅かれ早かれ行なわれるだろう」との見通しを語っていた。また、被災地を訪れたチダンバラム内務相は、災害救援基金(Calamity Relief Fund、CRF)は潤沢にあるので、被災したカルナタカ、アンドラプラデシュ州政府は被災住民の救援に邁進して欲しいと5日(月)に述べている。被災地救援のための予算は多分あるのだろう。ただ問題はこれだけ広域で被害が発生する大規模災害で、被災住民のケアにどれだけの人が割けているのだろうか。それを考えると心が痛む。


只今日本は台風18号が列島縦断中と聞く。家族を日本に残してきている身、両親を台風進路とも近い実家で2人暮らしさせている身としては心中穏やかではない。無事でありますよう…。
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