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sarpanchという英単語 [英語一期一会]

sarpanch
この単語、インドの時事週刊誌を読んでいると度々見かける。ところが、辞書を引いても出てこない。普段は単語がわからなくても読み飛ばしていくのだが、不意に気になってグーグルで検索をかけてみた。ここから先はウィキペディアの記述を翻訳したものである。
「サルパンチ(Sarpanch)」とは、インドやパキスタンの「グラム・パンチャーヤト(Gram Panchayat)」と呼ばれる地方自治組織で民主的プロセスを経て選ばれた首長のことである。このサルパンチは、他の選出議員(パンチ(Panches))とともに、グラム・パンチャーヤトを構成する。サルパンチは政府の行政官が村落コミュニティにコンタクトする際の最初のコンタクト先となる。互選で選ばれる役職。最近では、パンチャーヤト関係省の下でサルパンチに少しではあるが司法権限を付与してはどうかとの提案がある。

Sarpanch.jpg
《女性のサルパンチもいることはいる》
パンチャーヤトは記憶にないほど昔からインドにはあった制度であるが、独立後のインドにおいては農村開発とコミュニティ開発事業の殆どがグラム・パンチャーヤトを通じて遂行されている。インドの連邦制度では、グラム・パンチャーヤトとサルパンチの権限を規定する法律は州によって異なる。多くの州では、選挙は何十年も行なわれず、サルパンチの互選に代わり、官僚制度を通じて任命された行政官がグラム・パンチャーヤトを運営していたところもある。しかし、1991年のインド憲法第73次及び第74次改正に基づき、幾つかのセーフガード措置が設けられ、その中には定期的な選挙実施も含まれている。しかし、憲法の附則により29項目もの業務が分権化の流れの中でグラム・パンチャーヤトの責務となったが、殆どの州では具体化に至っていない。「人々に力を(power to the people)」のスローガンは、実践を伴わないレトリックに過ぎない。サルパンチは村で最も強い権力を持つ。「サルパンチニ(Sarpanchini)」はサルパンチのアシスタントで、村の中の争いごとを仲裁するのを助ける。

どうりで日本の辞書に出てないわけだな。今度村に行く機会があったら、どんな人が「パンチ」や「サルパンチ」になっているのか見てみたいと思う。
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