『イン・ザ・プール』 [奥田英朗]
内容(「BOOK」データベースより)久しぶりに「伊良部一郎」ワールドを味わいたくて文庫本を読んでみた。
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
僕の場合は『空中ブランコ』を先に読んで「医学博士・伊良部一郎」にはまったのだが、『空中ブランコ』と比べたら伊良部初登場の『イン・ザ・プール』は若干パワー不足かなという気もする。それでも面白いことには変わりがない。収録作品は5編あるが、最低2回は爆笑した。
大声で笑うという行為が時々必要だと感じる。一時帰国も本日で3日目。岐阜の実家に居候している間は、テレビで『探偵ナイトスクープ』や『エンタの神様』を見て、こういう作品も読んで、笑わせていただいている。そういえば著者・奥田英朗さんは岐阜県出身。岐阜で読むにはちょうどよい。
おもしろいですよね^^
by duke (2009-06-03 02:26)