気温40度超の世界 [インド・トリビア]
インドの多数の州で熱波被害、多数死亡 総選挙投票率に影響か日本に住んでいた頃、この時期になってよく報道されていた「インドで熱波」。自分の体温をはるかに凌ぐその暑さがいったいどの程度のものなのか、自分がそういう場にいたら大変だなと思っていた。それに近い経験をしたのが2003年真夏の米国アリゾナ州南部のドライブ旅行だったが、何もないところを走るのはかなり命がけだった。そして今、「インドの熱波」の真っ只中に自分はいる。
5月1日配信 CNN.co.jp
ニューデリー(CNN) インド保健省当局によると、同国の10州以上が熱波被害に襲われ、東部州など中心に少なくとも15人の死亡が確認されたと述べた。熱波が原因と推定される死亡者も約67人いる。
熱波は3月から強まり、気象当局は今後2、3日間は続くと予想している。特に西部ラジャスタン、北部ウッタラカンド両州では今後、さらに高温になる可能性があると警告した。中部マディヤプラデシュ州では4月30日、47.5度とインドでは今夏の最高気温を観測した。
熱波被害が他州に波及する恐れもある。
インドでは現在、総選挙の投票が5月13日までの間に計5回に分けて実施されているが、熱波で投票率が下がっているとの不満も立候補者から出ている。
「脳みそがとろける」「体内の血液が沸騰する」といった表現は以前にも使った気がするが、こういうところを日中歩くと身の危険すら感じる。僕が働いているオフィスが入居しているビルから僕の銀行のATMコーナーまでは歩いて5分弱だが、その間を歩くだけで意識が朦朧となる。水分は簡単に蒸発する。夜食事を終えておかずをちゃんと片付けずに寝こけようものなら、翌日のお皿はからからに乾いていたりする。
ニューデリーに熱波、45度を記録うーん、この温度表示をどこまで信じていいのか…。新聞報道では、2日のデリーの最高気温は42.8度となっていた。先週いちばん暑かった日でも43.5度だったと報じられている。でも、人によると45度という人もいる。
5月2日配信 時事通信
気温45度を示すインドの首都ニューデリー市街の温度計。50年来の記録的高温で、同市は市内の学校に2日から夏休みに入るよう要請した(2日)(AFP=時事)
暑かったことには変わりはない。昨日(2日)はうちの長男も午前中に某スポーツ競技の練習に出かけて軽い熱中症にかかったという。先ほど「体内の血液が沸騰する」と言ったが、僕もこちらに来たばかりの頃、外を歩いていて脈拍が急上昇する経験をしたことがある。ペットボトルに水を入れて持ち歩いていたが、その水も太陽の光でしっかり温まり、水分補給しようにもお湯を飲んでいる感覚だった。そうなると逆に胃に負担もかかりそうだ。
いずれにしても気をつけます。
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