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インフルエンザA型、インド上陸か [インド・トリビア]

【豚インフル】インドで米国から入国の1人が感染の疑い
4月30日 インド新聞
 30日付のタイムズ・オブ・インディア紙(1面)によると、保健当局は29日、米国テキサスからハイデラバードに到着した在外インド人(NRI)の1人が新型(豚)インフルエンザ感染の疑いがあることを発表した。患者名は公表しなかったが、患者は2日前にハイデラバードに到着し、現在、検疫所に収容されて検査を受けている。
 アンドラプラデシュ州政府のスブラヤンヌム保健担当首席次官の話によれば、上記患者は発熱、咳の症状を訴えたので、ナラヤングダの予防センターで簡易検査を行い、その後検疫施設を持っているエランガダの国立胸部病院に移された。患者は10日間留め置かれ、病状を見守る。家族は風邪の症状を示している者がいないので、検査は行っていないという。医者団は、28日からシャムシャバードのラジブ・ガンディー国際空港に到着した15便、1千人以上の乗客の検査を行っているが、現在までに風邪の症状を示した乗客はいなかったという。
 特別編成の医者チームが、米国やその他豚インフルエンザ発生国から来印し、入国者を対象に10日前から健康診断を行っているが、現在のところ、疑いのある患者は上記のNRI以外見つかっていない。医者チームは、発熱や鼻水、筋肉痛などの症状がある人を対象に検査している。
豚インフルエンザがパンデミック化するという懸念が各所で表明されてから、インドも遅かれ早かれだろうなと思っていたが、やっぱり来ちゃったなという感じである。しかも、テキサス州からハイデラバードと聞くと、きっとIT関係の人だろうなと想像もされるし、インドもしっかりグローバル化に組み込まれているなと思わざるを得ない。

米国本土には、企業に解雇されて行き場を失ったNRIが結構いる。一家心中というのも時々新聞紙面を賑わすから、相当に深刻な問題なのだが、今回のインフルエンザの世界的流行で人の流れに制限が加わると、特に米国で職を失って祖国に帰って来ようとするインド人にはつらい仕打ちになってしまうかもしれない。

こうなってくると、そもそも飛行機のような密室空間に集団でとどまらなければいけないような移動を本当にして大丈夫なのかという不安がどうしても頭を過る。今月は月末から休暇で1ヶ月間一時帰国を予定しているが、家族も含めて本当に日本に戻って大丈夫なのかという気がする。今は発症例が1件だけだと聞いているが、これからの1ヵ月で日本国内がどうなっていくのかというのを見ながら、一時帰国を決行するのかしないのかを考えなければいけない。

それと、一時帰国までに最低でも2回、場合によっては3回の国内出張も予定しているのだが、これもやってて本当に大丈夫なのかという気がする。

我が社の関係者はインド国内各地にいるし、日本とインドの間を往来している関係者も結構多い。他の国から旅行で来ている関係者もいる。今回のインフルエンザがこうした関係者の活動に影響を与える日も来るかもしれないし、重要な判断を僕自身が迫られるという場面が今月はないとも言えない。毎日情報収集になりそう。

重苦しい雰囲気の中、5月を迎えた。
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