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カトマンズ-祈る人々 [旅行]

大都会デリーからカトマンズに行くと、市中でお祈りをささげている人を多く見かけるのに気付く。歩いていても所々に祠やお寺を見かけるし、日常生活と信仰が非常に密接に関係しているのを実感させられる。カトマンズにはボダナートやスワヤンブナートといった観光地ともなっている仏教寺院もあるが、市民生活にむしろ非常に密着しているのはヒンドゥーの小さなお寺である。

カトマンズでは今1日16時間という大変な計画停電を強いられている。夜20時には電力供給がカットされる。これでは子供達の勉強には支障があるだろうし、やることがなければ夫婦の間でやることは決まっていて出生率の低下はなかなか実現しそうもないだろうが、1つだけ良い点を挙げるとすれば、皆早起きになったことだろう。朝も6時前から歩いている人は老若男女を問わず非常に多いし、とても健康的な生活だ。そして、市民が朝先ず行なうことといったら、近所の祠やお寺にお参りすることであったりする。

今回紹介するのは、滞在中に励行した早朝ウォーキングで見かけた祈る人々の姿である。

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以上は僕が早朝ウォーキングで歩いたニュー・バネシュワル地区からバグマティ川を渡ってパタン旧王宮までの片道約25分の道すがらで見たものである。途中バグマティ川にかかっている橋は日本の援助で1994年に完成したもので、お陰でこの2つの地域は非常に近くなった。僕達が住んでいた当時はこの地域に来ることは非常に少なかったので、ニュー・バネシュワルとパタンがこんなに近いということすら知らなかった。10年ぶりのカトマンズ訪問での新たな発見だ。

インドに住んでいると、信仰は宗派間の抗争や政争の道具か、或いは休暇の口実としてぐらいしか感じられない。僕がそれだけインドの人々をちゃんと見ていないからなのかもしれないが、日常生活と信仰がどう結びついているのかを垣間見る機会というのが非常に少ない。だから、カトマンズの街中でこうした光景を何度も何度も目撃すると、なんだかとてもホッとさせられるのである。

さて、最後は観光地の祈る人々を少しだけ紹介。カトマンズ西部のスワヤンブナートでマニ車を回している人々を、訪れた妻が撮ってくれた。スワヤンブナートは顔の描かれた仏塔で有名だが、そんな有名なものはともかくとして、そこを訪れた人々を撮った写真の幾つかを紹介しておこう。

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ネパールで出会った神々―神話の中の町から (丸善ブックス)

ネパールで出会った神々―神話の中の町から (丸善ブックス)

  • 作者: 白井 有紀
  • 出版社/メーカー: 丸善
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容(「BOOK」データベースより)
古いものと新しいもの、ミニスカートとサリー、路上の牛とスポーツカー、神々と人間…。それらが決して溶け合わず、それぞれの姿のまま同じ時間に存在する場所、カトマンズ。その伝統や仕来りの中には、神々への深い信仰心がある。ある一人のネワール族の語りをもとに、まるで神話の世界にいるような彼らの暮らしぶりを、一人の日本人女性画家が綴る。彼女自身が描いた挿絵が、神話の世界へと読者を誘う。


4月24日(金)加筆
写真を整理していたら、まだ掲載していないいい写真を発見したので追加しておきます。朝方バグマティ河畔を歩いていて見かけたおじさん2人のお祈りの光景です。

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Sanchai

☆みかんママさん、Niceありがとうございます☆

☆aki3さん、Niceありがとうございます☆
by Sanchai (2009-04-12 21:05) 

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