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中年はつらい [仕事は嫌い]

中年は落胆している―80ヶ国調査
Middle-Age Is Truly Depressing, 80 Country Study Finds
ロンドン発ロイター電、1月29日
 80ヶ国を対象とした調査によれば、中年はみじめな状況にあることがわかった。落胆の度合いは40代の男女で共通して最も高い。英米の研究者が行なったこの調査では、アルバニアからジンバブエに至る80ヶ国が対象となり、人々の幸福度はU字カーブを描く傾向があることが確認された。U字型とは即ち、子供の頃は人生は楽しいものであり、それが歳を重ねるにつれて苦しいものになり、さらに歳を重ねると再び若い頃の幸福感を取り戻していくのだという。
 過去に行なわれた幾つかの調査では、心理的ウェル・ビーイングは生涯をを通じてフラットであるとの結果が出ていたが、雑誌Social Science & Medicineで発表される今回の調査結果は感情には浮き沈みの波があることを物語っている。
 (中略)
 今回の調査では、80ヶ国の200万人にも及ぶ人々からデータを取り、意気消沈や不安のレベル、一般的な心の健康とウェル・ビーイングについて分析が行なわれた。男性についても女性についても、意気消沈する確率は徐々に高まり、40代でピークを迎える。こうしたパターンは、80ヶ国中72ヶ国で確認された。残る8ヶ国は殆どが開発途上国で、U字型のパターンは確認できなかった。英国ウォーウィック大学のオズワルド教授と米国ダートマス・カレッジのブランチフラワー教授の研究は英Guardian紙にも紹介された。「幸福は若いことと老いることにあり、中年世代は悲惨である(Happiness is being young or old, but middle age is misery)」
 (U字カーブを説明する)1つの可能性として、両教授は人々が中年期を迎えるにつれて少年期に抱いていた大志の多くは実現不可能であることを悟っているからではないかという。もう1つの可能性としては、中年世代の人々が亡くなり始めるのをよく見かけるようになることで、人々は、自分に与えられた残りの時間に高い価値を見出し、生きる喜びを再び感じるようになるのではないかとも述べている。
 しかし、もし70歳まで生きられ肉体的には十分健康な状態である場合、20歳の若者と同じくらい幸福で精神的にも健康な状態であるという。(後略)


U字カーブのどん底を生きている僕としては、こんな調査結果はわざわざ言われんでも経験としてわかっとるわいと怒鳴りたい気持ちが強い。僕達が経験測として感覚的にわかっていることをいかにも新たな発見ですと言ってこんな研究発表をやっている研究者はきっと高い幸福感を味わっておられることだろう。こんなくだらない調査を80ヶ国でやって、どれだけのカネがムダに使われたのだろうか。

U字カーブになる理由の分析もなんだか当たり前のことを言っているように思えるが、僕達の世代が本当に言って欲しいことを言ってくれていないような気もする。U字カーブは万国共通でも、U字の落ち込み方には国によって大きな差があるのではないか、或いは各世代における幸福度は国によって絶対的な差があるのではないか、その差を説明できる理由はないのか。僕の仮説は、日本のU字の落ち込みは顕著に急なのではないか、或いは、日本のU字カーブは欧米諸国のU字カーブよりも全世代において下に位置するのではないか、そんなことを感じるのである。

40代といえば家庭を持ち、子供もおり、家を持ち、何かとカネがかかる世代である。子供がいる以上はそれなりに子育てもやっていかなければいけない。共働きでもしないと結構生活が苦しい。仕事に行けばそれなりに責任もある。管理職にでもなると、残業代はつかないのに働かなければいけない。どこも経費削減でギリギリの人員でやっているから、管理職といえども自分で動かなければならないこともある。そう考えていくと、結構キツイのである。

今週、久し振りに職場で夜明かしした。仮眠も取らずに朝まで仕事をしたのは初めての経験だが、その後は後遺症が出た。昔のように若さで乗り切れる世代でもないのだ。


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