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研修のプロ [仕事は嫌い]

月曜日にあったちょっと嬉しいお話――。

「Sanchaiさん、ちょっとこれ見て下さい。」

隣りの課のMさんがエクセルで作った表を見せてくれた。今月行なわれた社員向け研修の受講者アンケートの結果集計で、僕の講義が4点満点中3.88点という最高得点をあげたのだそうだ。全部で20科目ぐらいあった中での最高得点だ。その後、社員研修を統括しているMさんの課の課長さんも「おめでとう」と褒めて下さった。

「この科目だったら講師はSanchai」というブランドイメージをようやく確立できたかなという手ごたえがあった。特に、この講座を担当して今月は3回目の講義だったのだが、3回目にしてようやく自分として納得のいく講義ができたという自信も少しあった回である。

でも、こういうイメージが確立すると、余人を以って代えがたしというやつで、なかなか後継者を見つけられなかったりする。それに、僕がこの講座を担当しているのは今の僕の仕事とは直接関係がないため、自分の今の部署での業績評価には結びつかない。まあ、今回から導入された評価結果で1位をとったというのは、それはそれで人事当局には報告がいく筈なので、間接的には自分の人事評価には繋がるのではないかと密かに期待している。行きたい部署に行かせてもらえるとか、半年間放置されている欠員状態を解消してもらえるとか…。(無理かな?)

ところで、先々週シンガポールに出張した際、一緒にきていただいた部長に、欠員補充の件を直訴した。結果は見事玉砕。部長の話しぶりからは、欠員補充は永遠にないから現有勢力で仕事のやり方を工夫しろというメッセージがヒシヒシと伝わってきた。

「管理職が直営で仕事を持たなければカバーしきれないような職務環境では、ハードルが高すぎて私の後任探しは難しいですよ。」――そうブラフをかましたところ、「Sanchai君には少なくとも自分がこの部署に在籍する間はいてもらいたい。」と軽くいなされてしまった。

ということは、あと半年くらいはこのポストに在籍し、欠員状態を管理職の僕がカバーし続けるという体制が暫く続くということである。部長や社員研修を統括する課からすれば、ちょっと声をかけて頼みやすいところに今の部で最も在籍期間が長い僕がいるのは便利なことは間違いないが、この生活をあと半年も続けるのかと思うと、かなり重い気持ちになる。体はもつのだろうか。気力は途切れたりしないのだろうか。

この話をしたところ、妻もガックリきていた。

プロなんだから引き受けた仕事はしっかりやるのが当たり前だ。しかし、そうはいっても僕の苦境もわかってほしい。プロとしてちゃんと評価される仕事をしているのだから、半年後には希望するポストに行かせて欲しいものだ。


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dodo

Sanchaiさんの実力が、客観的に正しく評価されている事を嬉しく思いました。
講義でそんな高い評価を得られるなんて、ほんとすごい事ですよ!
だって色んな人がいる中で、みんなに講義を通してその内容に興味を持ってもらい、理解を深めてもらい、そして納得して楽しんでもらったという事ですもんね。
私は人前で話をするのは苦手なので、そういう事が出来るSanchaiさんがうらやましいです。

欠員補充に関して、やるべき事、言うべき事は言って、なんとか現状を改善しようと努力されている様子がよく分かりました。
本当に無理しながらも頑張っておられるのも伝わってきます。
半年後には無事希望の部署に移れるといいですね。
by dodo (2006-09-28 09:56) 

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