僕達の9.11 [備忘録]
今から丁度5年前の2001年9月11日、僕は家族とともにワシントンDCにいた。なんと岐阜の実家の両親や末弟もたまたま滞在していた。しかもその日の早朝、末弟と2人でホワイトハウスの下見にまで出かけていた。
朝9時過ぎ、両親や弟をホワイトハウスに案内しようと自宅の最寄り駅から地下鉄に乗った。ミッキーは託児センターに預け、チッチーだけを連れて行った。ホワイトハウスに近いFederal Triangle駅で下車したところ、プラットフォームは既に騒然としていた。連邦政府ビルの職員はビルからの退去が命じられていた。とりあえず地上に出ると、パトカーや消防車が走り回っていた。
留守番していた妻に携帯で連絡を取ったところ、ペンタゴン(国防総省)にも1機突っ込み、さらに1機がホワイトハウスに向かっているらしいとのことだった。電話を切った直後、ホワイトハウスを挟んで反対側にある国務省方向からは、爆発音が聞こえた。上空にはスクランブル体勢の戦闘機が2機、北西の方角に飛んでいった。
こんなところにいては危ないと思い、すぐに両親達を誘導してEye Streetまで北上し、そこから西に向かった。ホワイトハウスを少しだけ迂回する道だ。ジョージタウンからキーブリッジを渡り、アーリントン側へと歩いて避難した。キーブリッジからはペンタゴンから立ち上る煙がよく見えた。
約2時間歩き、ようやく車で来た妻と待ち合わせることができた。車中で聞いたラジオでは、キャスターが"America is under attack!"と連呼していた。
僕達の9.11原体験。あの日を忘れることはできない。
大変でしたね。
もっとおそろしいのは America is under attack by America!
ってところでしょうか?
by 降龍十八章 (2006-09-13 10:31)
国が自国民のことを信じられなくなったらおしまいですね。
by Sanchai (2006-09-13 23:39)