今週、ここまでの収支尻

昨日から今日にかけて、体調が極めて悪く、立ち眩みはするし、ちょっと重めのカバンを片手に歩くと胸が痛い。外勤からオフィスに戻ると額の汗が止まらなくなるのはこの蒸し暑い気候のせいかもしれないが、めまいや胸痛は明らかに別のところに理由がある。正直なところ「病院送り」すら覚悟したくらいだ。

今週は、ここまでの4日間で良かったことといえば11日にやった海外赴任する社員向けの2時間講義が非常に高い評価をいただいたことぐらいだ。午後2時から2時間の講義だったが、演習も含めたので誰も居眠りをせず、最後は時間ピッタリに終えた。アンケートをその場で回収したが、多くの方が5段階評価でAかBを付けて下さっていて、初めてやった講義にしては出来が良かった。

でも、この講義は今後毎月1回必ず予定されており、講師としての自分の評価が定着するにつれて自分の進路が徐々に狭められていくような不安を感じざるを得ない。僕は4月以降、様々な相手を対象とし、テーマも少しずつ違う研修を述べ7回こなしてきている。それなりに方法論を確立できたものもあるし、新たなテーマで暫くは試行錯誤を繰り返さねばならないものもある。自慢じゃないが（自慢もあるが）失敗確率はかなり低いので、これからも講師の話はあるだろう。でもそれは今の僕のポストにおけるパフォーマンスの評価には直結しないし、講義とその準備に時間を取られるあまりに本来僕がやらなければならない業務ができていないとしてネガティブな評価にもなりかねない。だから、講義が評価されるのは嬉しいが、それが僕のパフォーマンス評価に繋がるような部署に本当は早く異動したいというのが本音である。

さて、そうした嬉しいこともあった反面、今週はいろいろと処理が面倒な出来事が重なって今日に至っている。全く予想もしていなかったところからクレームが来てワシントンと夜国際電話で連絡を取らねばならなくなる状況が今も続いているし、前回のログで書いた通り、国内の取引先のキーパースンから一方的に罵倒され、相手が相当部分悪いので下げたくもない頭を僕は下げたにも関わらず相手が返事もしてくれないという事態も解消されていない。詫びを入れて既に2日が経過したが、僕としてももうこれ以上は譲歩できないため、もうその人のことは忘れて新たな可能性を探ることにしたいと思っている。

さらにひどいのは、先週来僕の部署に持ち込まれる「コメント依頼」と称する案件が、なんと13、14日に18件も集中するという事態である。その18件中17件は同じ部から交通整理もなしに担当者から個別に送られてきた。安易にコメント依頼する前に自分で責任持って完璧だと思うところまで計画書を作るべきだ。オフィスのIT化が進むにつれて、この類の「ナレッジマネジメント」と称して安易に「他人のふんどしで相撲をとる」輩が増えて本当に良くない。

それにしても、休みたくても休めないほど毎日予定が埋まっているのは本当にツライ。「明日休めないかな」と思っても、スケジュール表を見ると会議や打合せの予定が2つ3つ入っていて、とても外せない。穴を開ければそのツケはどこかで払わなければならなくなる。体調がここ数ヶ月で最悪であっても結局体を少しでも休めることができたのは定時退社励行日だった昨夜（それでも途中で「隠れ家」に籠って資料を読んでいたので帰宅は夜9時半過ぎだったけど）のみだ。さすがに昨夜はブログを書いている気力すらなかったので早く就寝した。

ということで、今週これまでの僕の収支尻はどちらかというとマイナスだ。